岸田和人「ストライカーが見せる勝利へのスピリット!」

レノファ山口FC
チーム・協会

【RENOFA YAMAGUCHI FC】

直近5試合のうち4試合に先発し、2ゴールを奪取。数字を積み上げてきている9.岸田和人選手が、レノファをJ2昇格に導き、チームを上昇気流に乗せた時期に重なる活躍を見せています。前節も81分まで出場して、勝点3につながる流れをチームメイトと作り出しました。

「ただ勝ちを届けるだけではなく、またスタジアムに来たい、また応援したいというチームになっていきたいです」

ベテランと呼ばれる年齢になってきていますが、32歳になった今もゴールと勝利を追い求め、熱くプレーしています。今節もストライカーのゴール、それに仲間を思う動きに期待が懸かります。

【RENOFA YAMAGUCHI FC】

岸田選手は2014年にFC町田ゼルビアから加入しました。当時のレノファはJFLに昇格したばかりでしたが、岸田選手は開幕戦から出場。さっそく開幕戦でPKを決めるなどゴールを重ねて得点王に輝き、チームの1年でのJリーグ参入に貢献します。

J3では32得点を挙げるという歴史に名を刻むようなゴールラッシュ。カテゴリーは違えど2年連続の得点王を手にし、レノファも2年連続の昇格を果たしました。さらに岸田選手はJ2昇格後の第2節ギラヴァンツ北九州戦で決勝点を挙げ、チームのJ2初勝利も呼び込んでいます。

しかし、チーム戦術の移り変わりやケガなどから徐々に出場機会が減り、2020年はJ3いわてグルージャ盛岡に期限付き移籍。難しい時期を過ごすことになりましたが、21年に再びレノファに戻ると、今シーズンは第7節徳島ヴォルティス戦で途中からピッチに立ち、その後はコンスタントにゲームに出ています。

【RENOFA YAMAGUCHI FC】

「得意なプレーは裏への抜け出しや一瞬の動き出し」と岸田選手が自ら語るように、相手の背後を突く鋭さが自他共に求める持ち味。2014年から16年に掛けては背後に飛び出して、ゴールを多く決めてきました。

また、「自分の特徴を生かしてもらいつつ、周りのみんなを助けるプレーをしたい」と語る岸田選手は、レノファのユニフォームに袖を通した時から守備面でもチームに貢献してきています。前節も単に前線のファーストディフェンダーになるだけでなく、大きなピンチになりそうな場面ではレノファのゴール近くまで戻って対応していました。

背後へのスプリント、献身的な守備のほか、今年は新たな持ち味も見せてきています。前線で時間を作るという動きでも存在感を示しているのです。

「味方が困った時に足元で受けて時間を作ったり、ポストプレーをしたり、逆に相手を押し込む意味では自分の得意なプレーでどんどんと裏を取ったり、ラインを下げてジョージ(池上丈二選手)やワタル(田中渉選手)を使ったりするのは意識的にやっています」

今節は町田を維新みらいふスタジアムに迎えた古巣戦。ブロックの堅い相手だからこそ、常に背後を狙った動きができるわけでもありません。それでも岸田選手が動き出すことで、周りが使える空間ができてきます。華々しいゴールシーンに顔を出すだけではない岸田選手の持ち味が生きる試合だとも言えるでしょう。

連戦中のため、先発ではなく途中からピッチに立つ可能性も考えられますが、「出場する時間が短くても、長くても、自分が出ている間は100%でやっていく。最初から飛ばしてしっかりやっていかないといけないです」といういつものスピリットは不変。レノファの熱いハートを胸に、勝利を目指して戦っていきます。

レノファの2連勝へ、ストライカーナンバーを背負い、熱く、ひたむきに戦う岸田和人選手に注目です!

【RENOFA YAMAGUCHI FC】

◆岸田和人(きしだかずひと)
大分県出身。ユースまでは大分トリニータのアカデミーでプレーし、福岡大を経て2013年にJFLのFC町田ゼルビアに加入。14年からレノファでプレーし、14年にJFL得点王、15年にJ3得点王に輝く。ディフェンスラインの裏を取る動きに秀でるほか、前線での守備にも積極性を見せる。岸田翔平選手(ラインメール青森FC)は双子の弟。1990年4月3日生まれ、32歳。


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著者プロフィール

レノファ山口FCは、山口県民が 「夢・感動・元気」 を共有できるクラブ、 山口県の選手を中心とし、山口県民に広く愛されるクラブを理念として2006年に誕生しました。 レノファ山口FCの名称は、「renovation(維新)」の頭文字レノと「fight(戦う)」や「fine(元気)」のファを合わせて「RENOFA YAMAGUCHI FC(レノファ山口FC)」となりました。 歴史に名を残した山口県の先人たちのように、日本のサッカー界にもその名を刻んでほしいと願い命名されました。

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