プレミアリーグ第34節、首位を維持するマンチェスター・シティはホームで降格圏に沈むワトフォードと対戦。過密日程の中、デ・ブライネやスターリングといった定番の選手がスタメンに名を連ね、ジンチェンコが右サイドバックに抜擢された。

　試合はいきなり動き出す。開始から4分、左サイドでセンターリングのこぼれ球を拾ったジンチェンコがグラウンダーで強烈な折り返しパス。反応したジェススがダイレクトでボールをゴールに流し込み、シティが早速先制する。

　先発の起用に応えたジンチェンコは、自陣を破られGKと1対1とピンチを迎えた場面でも、後ろから絶妙なタックルでクリアし、相手のシュートチャンスを防いだ。

　そして追加点は23分。右サイドでボールを受けたデ・ブライネが強烈なセンターリングを送ると、スターリングの頭上を超えたボールに合わせたのは先制点を決めたジェズス。この日2点目をマークする。

　その後、ワトフォードの初シュートで失点してしまったシティだが、34分にバイタルエリアで浮き球のパスを受けたロドリが強烈なドライブシュート。時速112kmの高速シュートがワトフォードのゴールネットに突き刺さり、スコアは3-1となる。

　3点とも素晴らしいゴールで前半を折り返したマンチェスター・シティ。後半には開始15秒程度で相手のミスを突いたジェズスがペナルティエリア内で倒され、PKを獲得する。キッカーを務めたブラジル代表は、自らのチャンスをしっかりと決めハットトリックを達成。シティに3点のリードをもたらした。

　 絶好調のジェズスはその4分後にもカウンターからゴール。この日4点目を記録する。その後も試合を支配し続けたシティは、ピンチの場面も少なく5-1で大勝。ジェズスはプレミアリーグ初のハットトリックを含む4ゴールで大車輪の活躍となった。


　ゴール
1-0　シティ：ジェズス（4分）
2-0　シティ：ジェズス（23分）
2-1　ワトフォード：カマラ（28分）
3-1　シティ：ロドリ（34分）
4-1　シティ：ジェズス：PK（49分）
5-1　シティ：ジェズス（53分）