4/17(日)vs.東京ヴェルディ PICK UP PLAYER 18.高木大輔
【RENOFA YAMAGUCHI FC】
18.高木大輔 「特別な思いが湧く古巣戦! 繊細な連係と熱いハートで勝負」
「どこに行っても特別なチームであることに変わりはないです。ずっと気になるチームですし、すごく対戦を楽しみにしています。育ててくれたヴェルディに感謝の気持ちも持ちながら、みらスタで勝ちたいと思います」
そう誓う高木選手は今年、第5節の大分トリニータ戦からスタメンとしてピッチに立ち続けています。前節のベガルタ仙台戦でも右ウイングで出場し、前半は7.石川啓人選手と連動。相手が10人になってからは左サイドからゴールに迫りました。しかし、結果は1-2と苦杯。高木選手は次のように振り返ります。
「失点の仕方は二つとももったいなかったです。ミスからピンチを招き、そこを決めきったのが仙台でした。ミスから失点すると、盛り返すのにふたふんばりくらいしないといけないですし、(同じように相手に退場者が出た)岩手戦よりはチャンスは作れていたと思いますが、決めきるところが足りなかったです」
前節は自陣からの組み立てでミスが起き、レノファは苦しい試合を強いられました。ただ、高木選手はミスを恐れるべきではないと説き、自分たちがやるべきサッカーを貫くことに目を向けます。
「ミスを恐れてボールを蹴り出すのは簡単ですが、やはり細部にこだわってやっていかないといけないです。ナツさん(名塚善寛監督)も良く言っていますが、自分次第でどうにでも変われる。試合に出ている、出ていないにかかわらず、どれくらいの人が危機感を持っているかがすごく大事だと思います」
負けたあとの次の試合は、チームの真価が問われる90分間。高木選手は「僕自身もシュートは打てていないと思いますので、そのあたりも反省しないといけないです」と話し、ゴールにつながるプレーを意識して試合に臨む構えです。
【RENOFA YAMAGUCHI FC】
「チームとしても一つの狙いであり、自分の良さを生かそうとしてくれています」と手応えを得るゴールシーンでしたが、サイドアタッカーとして「自分でも決めたいし、足でもアシストしたい」という思いも当然ながら持ち合わせています。サイドの連係は高まっており、高木選手が絡む流れの中でのゴールシーンにも期待が懸かります。
高木選手が主にプレーしている右サイドは、攻撃の再現性の高さが特徴の一つ。レノファは若手選手がアグレッシブに仕掛けている左サイドに注目が集まっていますが、右サイドも高木選手と石川選手が先発し、流れるようなアタックができるようになってきています。
7.石川啓人選手 【RENOFA YAMAGUCHI FC】
残す作業は、軽やかな連係のあとの最後のワンプレーです。高木選手は「ゴール前の形は増えていますので、あとはそこのクオリティーを求めていくことが一番」と話し、石川選手だけでなく、9.岸田和人選手や33.山瀬功治選手などともコミュニケーションを深めて、ゴールを射止められるシーンの倍加を目指しています。
悔しい負けのあとはチームが成長し、プレーヤー自身も伸びるチャンス。チームを声とハードワークで引っ張る高木選手は、「ヴェルディは育成年代にいた若い選手が中心となって活躍しているのは嬉しいですが、先輩として負けられないです」と個人の思いも重ねながら、勝利を追いかけていきます。
【RENOFA YAMAGUCHI FC】
レノファが進化するための重要な90分。再現性の高い連係ができているだけに、最後のピースをしっかりとはめて、ゴールを近づけなければなりません。古巣戦を戦う高木選手は大きな注目を浴びる中、右サイドからひたむきにも熱くゴールシーンを作っていきます。
【RENOFA YAMAGUCHI FC】
東京ヴェルディのアカデミーで育ち、ユースチームに所属していた2013年に初めてJリーグのピッチに立った。2017年まで東京Vの主力選手として活躍し、2018年にレノファに移籍。2019年8月からの1年半はガンバ大阪でプレーし、J1リーグ戦にも出場した。2021年から再びレノファでプレーしている。山口県出身の元・プロ野球選手、高木豊氏の三男。二人の兄もJリーグで活躍している。1995年10月14日生まれ、26歳。
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