お値段170万円!ホークス史上初&最高値商品「八女福島仏壇」に込められた意義と思い

福岡ソフトバンクホークス
チーム・協会

【4/12(火)10:00〜HAWKS公式オンラインストアで順次販売開始】

福岡ソフトバンクホークスでは、九州を元気にするプロジェクト「ファイト!九州」の一環として、九州8県9種の伝統工芸とのコラボグッズを発売する。伝統工芸品とのコラボグッズの販売は昨年に続いて2年目。九州各地の伝統と技術が詰まった特別なグッズを、手がけた職人たちの思いと共に紹介していく。

第1弾は地元・福岡県の伝統工芸品「八女福島仏壇」。福岡では7つが指定されている経済産業大臣の伝統的工芸品の1つで、球団公式グッズとしてはホークス史上最高値となる税込み170万円で受注生産となる。八女福島仏壇仏具協同組合の鶴信行理事長は「ホークスが大好きな人に喜んでもらいたいですし、使っていただきたいと思っています」という。

価格は170万円で受注販売のみ。お届けは10月上旬以降。 【(C)SoftBank HAWKS】

八女福島仏壇の歴史は江戸時代後期から続く。九州での仏壇製造の源流となり、明治時代にかけて産業として大きく発展していき、昭和52年には経済産業大臣によって「伝統的工芸品」に指定された。彫刻加工、金具加工、塗装加工、蒔絵加工、総組み立てといった80を超える工程を経て、その全てが職人による手作りで作られる。1人の職人だけで作ることはできず、多くの職人の技術、技法が結集されて形となる。

鶴理事長によれば、今回のホークスとの“コラボ仏壇”は純金箔押しの扉を開いた様子が「鷹が大きく翼を広げたように見える」ように作られている。上部には、銀で作られた鷹が取り付けられており、ソフトバンクホークスのロゴなども入れ込まれている。「天然の漆を使い、金粉を用いたりと、ホークスをモチーフにしながらも本格的な仏壇になっています」と鶴理事長は語る。

高さは約68.5cm・幅は約43cmの卓上サイズ。純金箔押しの扉が特徴。 【(C)SoftBank HAWKS】

仏壇は故人を供養するもの、という面と共に「小さなお寺という面もあります」と鶴理事長。家の中に置くことによって、そこに願いを込めるためのものという意味もある。だからこそ「やっぱりホークスが大好きな人に喜んでもらってほしいと思っています。我々の中にもホークスが大好きな人間がたくさんいます。是非ともホークスに優勝してもらいたい。そんな願いをこの仏壇に込めていただけたら」と鶴理事長も思いを熱くしている。

ホークスとコラボすることによる意義もある。「八女という土地はもの作りが盛んなところなんです。八女茶は全国的にも有名ですが、仏壇や提灯など色んなものがあります。もの作りの八女、仏壇の故郷・八女というのを、ホークスさんとコラボすることでPRになればいいなと思っています」。ほかの伝統的工芸品のように、後継者不足に悩まされているのは八女福島仏壇も同様。このコラボによって、八女福島仏壇に興味を持ってくれる人が1人でも現れてくれたら、と願う。

福岡県のアンバサダー牧原大成選手 【(C)SoftBank HAWKS】

八女福島仏壇を含む福岡県のアンバサダーは、地元出身の牧原大成内野手が務める。また、八女市はホークスのファーム本拠地「HAWKS ベースボールパーク筑後」の目と鼻の先にあり、縁深い土地でもある。「牧原選手は県南地域の出身で親しみやすさを感じています。八女はファーム施設も近くですし、ファンの方には八女にも興味を持ってくれたら嬉しいですね」と鶴理事長。ホークス史上初のグッズ。八女の思いと願いも込められた特別な仏壇だ。
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