清水エスパルス「DEEP SEA BLUE MONTH」で来場促進の起爆剤に
【S-PULSE】
4月1日に「平岡宏章監督監修で『スローイン養成ギブス』を開発した」という一見真実味のありそうなエイプリルフールのネタを提供するなど、ファン・サポーターを常に飽きさせない取り組みを行っている清水エスパルス。山室晋也代表取締役社長が就任してから、そうした既成概念を打ち破る楽しい企画を数多く行ってきているが、今月もある仕掛けをしている。
クラブは2022年4月を「DEEP SEA BLUE MONTH(ディープシーブルー月間)」と位置づけ、さまざまな取り組みを行っている。
そもそも「ディープシーブルー」とは何か?清水エスパルスは「リブランディング」の一環として、シンボルカラーであるオレンジを「エスパルスオレンジ」として作り上げ、2020年からユニフォーム、エンブレム、ロゴ、グッズなどにクラブカラーとして採用している。それと同時に誕生したのがディープシーブルーだ。クラブとしてはエスパルスオレンジとともに、大事なカラーとなっている。
清水は港町であり、清水FCを始め多くのサッカーチームに採用されているカラーも青だった。清水区のシンボルカラーにも青が使われているように、「清水=青」という印象を持たれている方も多いだろう。クラブも2013年には初めて2ndユニフォームにブルーを採用するなど、もともと馴染みの深い色だった。エスパルスオレンジを引き立て、かつ洗練された深い青。駿河湾の深い海の青を表現するディープシーブルーが誕生したのは、そうした背景がある。
企画部の石川智美さんは、「この機会にディープシーブルーの存在を知ってもらい、興味を持ってもらいたい」と強い意気込みで、このDEEP SEA BLUE MONTH企画を立案している。
その具体的な内容の1つは、4月に行われるホーム3試合、さらに4月17日(日)に行われるアウェイ鳥栖戦、計4試合でフィールドプレーヤーがディープシーブルーのユニフォームで試合に臨むことだ。
2020年、2021年のシーズンではエスパルスオレンジを浸透させるべく、オレンジ一色にするための様々な試みを行ってきた。その中でディープシーブルーはユニフォームの一部に使われたほか、2020年にはリミテッドユニフォームとして、また2021年はGKのユニフォームに使われている。そして今年、フィールドプレーヤーの2ndユニフォームとして採用された。そのユニフォームのお披露目となり、パルちゃんもディープシーブルーのユニフォームを着て、スタジアム全体を盛り上げることになる。
一方で、GKは何を着るのか?こちらは全く逆の発想で、普段フィールドプレーヤーが着るオレンジのユニフォームを着るという。ホームではフィールドプレーヤーがオレンジ、GKはそれ以外の色というのが一般的で、GKの選手たちにとってはオレンジをまとって戦うことはない。今回はようやくクラブカラーをつけて戦うことになり、GK陣の中でも楽しみにしている選手もいるようだ。
また、この企画をより楽しんでもらうために、テーマソングまで作成したという熱の入りよう。クラブと縁が深いJam9が歌う「深海」。実際の監督や選手の言葉などを歌詞に組み込んだ。
そのほか、来場者プレゼントにもディープシーブルーのアイテムを配ることも予定している。さらにS-PULSE STOREスタジアム店・清水店の店内装飾、SNSのアイコンなどがこの期間はディープシーブルーになる。
このようにクラブ全体が力を入れている当企画は、山室社長の経験が元になっている。前職である千葉ロッテマリーンズ社長時代、選手が白のユニフォームを着用したときにはスタジアムが白で染まり、また黒のユニフォームで選手たちが試合に臨んだときには黒で染まる。そうした色で楽しむプロ野球の文化を目の当たりにしてきた。それを今回、サッカーにも応用したらどうかというところから始まった。
「エスパルスのシンボルカラーであるエスパルスオレンジはもちろんだが、ディープシーブルーがあって引き立つものだと思っている。そういう世界観を味わってもらいたいのと、選手と同じカラーで同じユニフォームで一体感を持って応援してほしい」
と山室社長が言うように、特にホームの3試合はIAIスタジアム日本平を普段のオレンジではなく、ディープシーブルーに染めてサポーターに喜びを提供したい考えだ。日本サッカー界はコロナ禍での入場制限などもあり、まだサポーターが完全にはスタジアムに戻ってきていない。そうしたなかで、この企画が起爆剤になるか。「DEEP SEA BLUE MONTH」の初戦は4月10日(日)、アイスタにガンバ大阪を迎え13時キックオフとなる。この試合はまん延防止等重点措置が解除されてから初のホームゲームであり、チームにとってはホーム初勝利がかかる大事な一戦だ。
iSM編集部
クラブは2022年4月を「DEEP SEA BLUE MONTH(ディープシーブルー月間)」と位置づけ、さまざまな取り組みを行っている。
そもそも「ディープシーブルー」とは何か?清水エスパルスは「リブランディング」の一環として、シンボルカラーであるオレンジを「エスパルスオレンジ」として作り上げ、2020年からユニフォーム、エンブレム、ロゴ、グッズなどにクラブカラーとして採用している。それと同時に誕生したのがディープシーブルーだ。クラブとしてはエスパルスオレンジとともに、大事なカラーとなっている。
清水は港町であり、清水FCを始め多くのサッカーチームに採用されているカラーも青だった。清水区のシンボルカラーにも青が使われているように、「清水=青」という印象を持たれている方も多いだろう。クラブも2013年には初めて2ndユニフォームにブルーを採用するなど、もともと馴染みの深い色だった。エスパルスオレンジを引き立て、かつ洗練された深い青。駿河湾の深い海の青を表現するディープシーブルーが誕生したのは、そうした背景がある。
企画部の石川智美さんは、「この機会にディープシーブルーの存在を知ってもらい、興味を持ってもらいたい」と強い意気込みで、このDEEP SEA BLUE MONTH企画を立案している。
その具体的な内容の1つは、4月に行われるホーム3試合、さらに4月17日(日)に行われるアウェイ鳥栖戦、計4試合でフィールドプレーヤーがディープシーブルーのユニフォームで試合に臨むことだ。
2020年、2021年のシーズンではエスパルスオレンジを浸透させるべく、オレンジ一色にするための様々な試みを行ってきた。その中でディープシーブルーはユニフォームの一部に使われたほか、2020年にはリミテッドユニフォームとして、また2021年はGKのユニフォームに使われている。そして今年、フィールドプレーヤーの2ndユニフォームとして採用された。そのユニフォームのお披露目となり、パルちゃんもディープシーブルーのユニフォームを着て、スタジアム全体を盛り上げることになる。
一方で、GKは何を着るのか?こちらは全く逆の発想で、普段フィールドプレーヤーが着るオレンジのユニフォームを着るという。ホームではフィールドプレーヤーがオレンジ、GKはそれ以外の色というのが一般的で、GKの選手たちにとってはオレンジをまとって戦うことはない。今回はようやくクラブカラーをつけて戦うことになり、GK陣の中でも楽しみにしている選手もいるようだ。
また、この企画をより楽しんでもらうために、テーマソングまで作成したという熱の入りよう。クラブと縁が深いJam9が歌う「深海」。実際の監督や選手の言葉などを歌詞に組み込んだ。
そのほか、来場者プレゼントにもディープシーブルーのアイテムを配ることも予定している。さらにS-PULSE STOREスタジアム店・清水店の店内装飾、SNSのアイコンなどがこの期間はディープシーブルーになる。
このようにクラブ全体が力を入れている当企画は、山室社長の経験が元になっている。前職である千葉ロッテマリーンズ社長時代、選手が白のユニフォームを着用したときにはスタジアムが白で染まり、また黒のユニフォームで選手たちが試合に臨んだときには黒で染まる。そうした色で楽しむプロ野球の文化を目の当たりにしてきた。それを今回、サッカーにも応用したらどうかというところから始まった。
「エスパルスのシンボルカラーであるエスパルスオレンジはもちろんだが、ディープシーブルーがあって引き立つものだと思っている。そういう世界観を味わってもらいたいのと、選手と同じカラーで同じユニフォームで一体感を持って応援してほしい」
と山室社長が言うように、特にホームの3試合はIAIスタジアム日本平を普段のオレンジではなく、ディープシーブルーに染めてサポーターに喜びを提供したい考えだ。日本サッカー界はコロナ禍での入場制限などもあり、まだサポーターが完全にはスタジアムに戻ってきていない。そうしたなかで、この企画が起爆剤になるか。「DEEP SEA BLUE MONTH」の初戦は4月10日(日)、アイスタにガンバ大阪を迎え13時キックオフとなる。この試合はまん延防止等重点措置が解除されてから初のホームゲームであり、チームにとってはホーム初勝利がかかる大事な一戦だ。
iSM編集部
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