【びわこ成蹊スポーツ大学】「競技力」と「実践力」を磨き、アスリート・指導者としての歩みを始める!

びわこ成蹊スポーツ大学
チーム・協会

【©びわこ成蹊スポーツ大学】

 2022年3月18日、びわこ成蹊スポーツ大学ではスポーツ学部の学位記授与式が行われ、第16期生360名が新たなステージへと歩みを進める。サッカー部(男子)からは6年連続20人目のJリーガーが誕生し、2年ぶりに1部昇格を果たしたサッカー部(女子)からは初のなでしこリーグ選手が誕生した。さらに、1部昇格チームを支えたGKコーチは指導者として新たなステージへチャレンジする。

2021シーズン、1部昇格を果たしたサッカー部(女子)から 2人の学生が競技スポーツの世界へ羽ばたく。

2部優勝、1部昇格を決めたびわこ成蹊スポーツ大学サッカー部(女子) 【©びわこ成蹊スポーツ大学】

 ゴールキーパーとして、4年間チームのゴールを守り続け、2021年シーズンは副キャプテンとしてもチームを支えた山田蕗選手がプレナスなでしこリーグ2部所属の岡山湯郷Belleに入団。また、GKコーチとしてチームを支えた皿谷翼さんはJFLに所属するFCティアモ枚方にて指導者としてのキャリアをスタートさせる。皿谷さんは、坂尾監督のゼミに所属し、「GKコーチとしての実践知を収集するための事例研究」をテーマに卒業研究に取り組んだ。まさに、「学び」を「実践」につなげ、チームを支えた2人。今回は、サッカー部(女子)の1部昇格を支えた2人に大学4年間についてインタビューを行った。

1. 大学4年間を振り返る―

山田:苦しかったけど楽しい4年間だった。1年生から試合に出させてもらって様々な経験ができた一方で、プレッシャーを強く感じ、思うようなプレーができず悩む時期も。それでも、チームの活動だけでなく、国体などや選抜チームにも参加させてもらって選手として大きく成長できた4年間だった。また、大学サッカーを引退するまでに1部リーグ復帰を果たせたことがなによりもうれしい。欲を言えば、もう一度、1部の舞台で戦いたかったという思いはあるが、最後のリーグで2部優勝、1部昇格という結果を残せてよかった。後輩にはインカレを目指して頑張ってもらいたい。

皿谷:何度も壁にぶつかることもあったが、失敗を恐れずにチャレンジする大切さを学び、たくさんの仲間とも出会うことができ、充実した大学生活を過ごすことができた。

2.大学に入学する際の目標ー

山田:私がびわこ成蹊スポーツ大学に入学した時、サッカー部(女子)は2部リーグに所属していたので、まずは1部に上げることが目標だった。また、保健体育の教員免許を取得したいと考えていたので、サッカーも頑張りつつ、学業にも力を入れたいと思っていた。

皿谷:まずは、サッカー選手として悔いのないようにやりきること、そして、指導者として必要なスキルを身につけること。この2つが入学する時の目標だった。

Q. 2021年シーズンのサッカー部(女子)の活動で成長したと感じる点(プレーヤーとして/GKコーチとして)ー

山田:2021年シーズンで成長できたと感じる点は、自分の課題に目を向けられるようになったこと。皿谷君がGKコーチとしてサッカー部(女子)に携わってくれたので、今まで自分では解決できなかった課題を一緒に解決できるという環境ができ、より深く自分の課題に目を向けられるようになった。

皿谷:GKコーチとして日々指導を続ける中、状況に応じた選手への声かけや要点を絞ってシンプルに伝えることなどの重要性を感じ、選手に合わせた指導をできるようになった。

Q. 大学4年間での学業が自身の競技生活にどのように影響を与えたか―

山田:大学4年間の授業でスポーツ栄養や身体の仕組み、怪我に関することなど様々なことを学ぶことができた。練習後に適した食事、怪我をした時のケアなどスポーツ選手として必要な知識を学び、さらには実践することができた。スポーツ大学での学びのおかげで、4年間大きな怪我をすることなく、サッカーに打ち込むことができたと思う。

皿谷:怪我をした時の対処法やトレーニング時の注意点など選手、指導者としての取り組み方や考え方が変わった。
 インタビューの最後には、「指導者と選手で立場は違うけど、サッカーに関わることに違いはないので、お互い目標に向かって頑張ろう!」「今後もたくさんの壁や困難にぶつかることがあると思うけど、お互い夢を叶えるために頑張ろう!」と互いにエールを送り合った。お互いをリスペクトする関係性が2人からは感じることができた。異なる立場やチームでサッカーに携わるが、「スポーツ」を共に学んだ仲間として互いに切磋琢磨してくれることだろう。

3月18日学位記授与式(@びわ湖ホール) 【©びわこ成蹊スポーツ大学】

 2003年に開学したびわこ成蹊スポーツ大学は、多様化する社会で生き抜く人材を輩出するために、新たな歩みを進め始めた。これまで約4,500名の卒業生を輩出してきたが、スポーツ現場のみならず、幅広い学問分野「スポーツ学」を修得した卒業生たちは、一般企業や公務員として様々な分野で活躍している。「スポーツを学び、本気で取り組む」びわこ成蹊スポーツ大学。今後も日本だけでなく世界を舞台に活躍する多様な人材の輩出を目指し進化を続ける。
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著者プロフィール

2003年に開学した我が国初で唯一の「スポーツ」を大学名に冠したパイオニアが、その役割を全うすべく、「スポーツに本気の大学」を目指し「新たな日本のスポーツ文化を創造する大学」として進化します。スポーツを「する」「みる」「ささえる」ことを、あらゆる方向から捉え、スポーツで人生を豊かに。そんなワクワクするようなスポーツの未来を創造していきます。

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