2018年12月以来の4連勝を目指すSTVVは、今節元セレッソ大阪の坂元達裕選手が所属するオーステンデと対戦。順位を上げるためには勝ちが必要だった前節は、19分に原大智選手のゴールで先制し、好スタートを切る。暴風の影響で、ロングボールやクロスの対応に苦戦し、何度かピンチを招くも守備陣が奮闘。73分にダーキン選手と香川真司選手を投入し、フレッシュな選手たちで運動量を確保しながら、追加点を狙うと、後半アディショナルタイム。橋岡大樹選手のスローインから原選手が右サイドを持ち上がり、ゴール中央に走り込んできたのは”ビースト”林大地選手。90分走り切った中でも、最後の最後にダイレクトで上手く流し込んだ。直後に、アシストした原選手と抱きつくなど、日本人ストライカー同士の関係の良さを感じさせるものだった。「早い時間帯に得点でき、先制点の後、チームでしっかりブロックを作って守り切れた。我慢した中で、最後に追加点を奪って勝てたのは凄く良かった」と試合後に話した林大地選手。今季初の3連勝を達成するなど、チームは上昇気流に。

一方、オーステンデの前節は、スタンダール・リエージュにホームで勝利した。新監督の元で臨んだ一戦で28分に坂本選手のポストプレーから先制点を奪い、アグレッシブなサッカーで相手を押し込みながら試合を進めた。エースのゲイェ選手にはホームでの前回大戦でもゴールを許しており、今季11得点を記録している長身ストライカーを徹底的に抑え込んで3試合連続のクリーンシートを目指したい。

STVVは、『Europe play-offs』圏内に勝点4差に迫り、8位ゲンクとの直接対決を控えている。勝点を積み上げ続ければPO2進出の可能性が残っている中での今節は、アウェーで4連勝達成を目指したい。