ギアクマキスの圧巻のハットトリックでダンディに辛勝|セルティックFC

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【©CelticFC】

旗手と前田は先発出場。セルティックはリーグ首位キープ

 スコットランドリーグの第27節、セルティックはダンディをホームであるセルティック・パークに迎えた。

 ホームのセルティックは試合の主導権を握るべく、果敢に相手ゴールに迫るプレーを見せる。5分、先発に復帰した旗手怜央が左足でボレーシュートを放ったが、エリア手前でクリアされ、わずかに枠を外れた。

 さらにその5分後には、右サイドでの巧みなビルドアッププレイからギアクマキスにチャンスが訪れるが、このシュートは枠を外れる。

 セルティックは立ち上がりから優勢だったが、先に先制したのはビジターの方だった。26分に左サイドからのコーナーキックを、ディフェンスが処理しきれず、エリア内に落ちたボールをダンディーのムレンに押し込まれ、セルティックにとって苦しい展開に。

 それでも今日のセルティックはその後すぐにリアクションを見せた。34分にスターフェルトが頭で落としたボールをギアクマキスがボレーで決めて1点目を返す。

 さらにその直後の38分に、前田が左サイドからグラウンダーの高速クロスを中央に送り、相手キーパーの弾いたボールがギアクマキスの目の前に。ギアクマキスが冷静にその日の2点目を決めてセルティックがすぐさま逆転に成功する。

ハットトリックを決めたギアクマキス 【©︎CelticFC 】

 後半になってもセルティックの攻勢は変わらず、開始直後に前田がジョタからのクロスに頭で合わせようとするがこれは惜しくも合わない。さらに60分にはジョタが華麗なジャンピングボレーでリードを2点に広げたように見えたが、残念ながらオフサイドの判定でノーゴールとなった。

 リードを守り切りたいセルティックだったが、セルティックの思惑とは反対にダンディが試合を振り出しに戻す。オフサイドでノーゴールとなったプレーの直後、右サイドでニール・マッギンが蹴ったフリーキックをライアン・スウィーニーが頭で合わせ、同点に追いつかれてしまう。

 絶対に勝ち点3が欲しいセルティックはここからさらに攻勢を強めるが、なかなかゴールラインを割ることができない。

 時間が刻一刻と進み、90分のフルタイムまで5分を切ったところでドラマが待っていた。クロスを中心とした攻撃が功を奏し、86分にラルストンの右サイドからクロスをギアクマキスがヘディングで決めてハットトリックを達成。これで再度セルティックがリードを奪った。

 試合はそのままのリードで終了し、セルティックが苦しみながらもなんとか勝ち点3をゲットした。ギアクマキスの大車輪の活躍でセルティックがリーグ首位を堅守している。

2022年 2月20日(日)

せルティック・パーク、グラスゴー

セルティック 3-2 ダンディ

(ギアクマキス 34, 38, 86 ムレン 26 スウィーニー 60)

スコットランドリーグ
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著者プロフィール

セルティックFCは1887年に設立されたイギリス・スコットランドの名門サッカークラブで、グラスゴーに本拠地を構えます。世界的に有名なサッカークラブで、2005-06シーズンから2008-09シーズンまで中村俊輔選手が、2007-08シーズンから2009-10シーズンまで水野晃樹選手が所属していました。特に2006年11月、チャンピオンズ・リーグのマンチェスター・ユナイテッド戦で中村選手が決めたフリーキックは、現在でもファンの間で語り継がれています。

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