ギリシャ・スーパーリーグ第16節、PAOKはトンバ・スタジアムでパネトリコスを迎えた。この試合はコロナウィルスの影響で1月5日に延期された対戦カードとなった。

　最初のチャンスはホームPAOK、10分に前線からハイプレスをかけたシフィデルスキが相手GKからボール奪った際に相手GKの足がかかり、開始早々PKを獲得した。しかしクルティッチのPKは相手GKにセーブされ先制点を奪うことは出来なかった。

　26分、パネトリコスゴール前でボールを持ったアウグストが右サイドにスルーパスを送る。後方から飛び出したリラツィスがボールをトラップした際にパネトリコス守備陣の手に当たり、VARの結果本日2度目のPKを獲得した。このPKをクルティッチが冷静に左隅に蹴りこみ2022年初ゴールを決めた。

　33分にはショートコーナーからクルティッチがマークを外し、ミドルシュートも放つも相手GKがスーパーセーブ。追加点を決め切れずPAOKは前半を1‐0で折り返した。

　得点が欲しいパネトリコスは51分、右サイドからのクロスにヴェルゴスが頭で合わせるも守護神パスハラキスがゴールを許さない。

　お互い決定機を演出するも得点は奪えず時計の針だけが進んでいった。

　91分、カウンターからパネトリコス守備陣の処理ミスを拾ったコラクがペナルティエリアに侵入する。折り返しを後半から投入されたレオ・ジャバがミドルシュートを決め試合を決める貴重な追加点を挙げた。PAOKは2022年初試合を勝ち点3で飾った。