【第52回U16陸上大会】第1日目:優勝者コメント

日本陸上競技連盟
チーム・協会

【JAAF】

■男子100m

【JAAF】

藤井清雅(渋谷学園幕張高・千葉)
優勝 10秒65(+2.0) 大会新記録


予選ではスタートを失敗してしまったので、修正して決勝は落ち着いて臨んだ。高校生になって様々な大会に出たが、いい意味でリラックスできるようになった。そのおかげもあり、前半はかなり先行されたが、自分の走りを信じて追いつけると思っていた。練習では、スタートを少し変えて、スムーズさを求める練習をしていたが、レースになるとまだできていないかなと思う。その意味で自分の思い通りの勝ち方ではないが、収穫はあるレースだった。今後はスタートの安定感と、体幹の強さ、リラックスを極めていきたい。最終的には、10秒1か2台まで記録を伸ばしたい。

■男子1000m

【JAAF】

川口峻太朗(京山中・岡山)
優勝 2分27秒58


今回は、前に出てガツガツ行くレースにしようと決めていた。最初からペースを上げ、残り200mまでは良い走りができた。しかし、自分の武器であるラストスパートが今回はよくなかったので、まだまだだなと思う。全中の後、調子を落としてしまったが、数日前に上向きになり、スピードも上がった状態で臨むことができた。高校では、自分に合う長距離種目を見つけたい。3000m障害物に挑戦したい気持ちもある。

■男子三段跳

【JAAF】

成川倭士(静岡東中・静岡)
優勝 13m70(+1.1)


自己ベストを更新することができたのはよかったが、目標記録に届かず、少し悔しい。この大会で、三段跳は2回目。1週間前に出場した前回は、助走の距離が違ったが、この大会に合わせてきた。1本目でファールだったので、2本目は、合わせた感じだった。以降は、記録を伸ばせるように攻めた。高校でも走幅跳と三段跳どちらも取り組み、高1でも全国大会に出場できるようにがんばる。冬季は、走り込んで脚力を強化して、三段跳に生かしていきたい。

■男子砲丸投(5.000kg)

【JAAF】

菅野颯輝(八王子二中・東京)
優勝 15m80


全中のリベンジとして臨んだ。自己ベストを更新することができてよかった。意識すると固くなるかなと思っていたので、具体的な記録は、特に設けず、自分の全力を出すことに集中した。そして、今まで結果を求めすぎて固くなっていると感じていたので、今回は純粋に競技を楽しもうと考えていた。試技中は、無意識で臨んでいたし、実際とても楽しかった。今後は、色々な投擲種目に挑戦して活躍したい。自分の体の使い方をうまくなりたい。

■ 男子円盤投(1.500kg)

【JAAF】

松田流輝(市立岐阜商高・岐阜)
優勝 48m48


まず、コロナ禍で、大会が開催されたことに感謝したい。結果については、今日の調子ならもう少し記録を伸ばしたかった。一投目で勝負を決めて、あとは記録を伸ばそうとプランしていた。しかし、2投目以降、記録を出そうと意気込みすぎて、固くなってしまった。先生がいう自分の武器は、ターンの時の足捌きの上手さ。反対に、筋力面にまだまだ課題があるかなと思う。今後は、アジアユース(U18世界陸上競技選手権)、そしてインターハイに向けて頑張りたい。

■女子100m

【JAAF】

ロス瑚花アディア(世田谷駒沢中・東京)
優勝 11秒77(+0.9) 大会新記録


予選のスタートは失敗してしまった。加速の繋がりがスムーズでなく、決勝までその部分の修正をしてきた結果、うまくいったと思う。目標は11秒75だったが、満足のいく結果だった。色々と不安や緊張はあったが、自信に変えて臨むことができたと思う。冬季練習の期間は、安定して走りこめるように、故障に気をつけたい。今後は、インターハイ、日本選手権決勝を見据えている。課題としては、気持ちの浮き沈みが多いことと、安定感がないこと。基礎的なところから見つめなおし、更なる強さを身に付けたい。

■女子1000m

【JAAF】

森千莉(豊田大谷高・愛知)
優勝 2分47秒86


インターハイで散々な結果に終わっていたので、優勝は本当に嬉しい。インターハイで悔しい思いを経験したことが、今の自分の原動力になっていると感じる。緊張していて仕方なかったが、内容としては、理想通りの走りができた。中学生に負けるわけにいかない思いも少しあった。予定よりも速いペースで突っ込んでしまったが、最後は脚が何とか持ってくれた。結果としても、大幅に自己ベストで良かった。駅伝に向けて、もう少しスタミナをつけていきたい。

■女子棒高跳

【JAAF】

柳川美空(前橋育英高・群馬)
優勝 4m01


今季は、悔しい結果が続いていたが、僅かながら自己ベストを更新できて、いい締めくくりになった。そして、お世話になっている方々に恩返しをすることができた。序盤はミスが続いていて焦ったが、コーチの方や仲間が励ましてくれたので、楽しく試合に臨めた。自己ベストが更新できたのは、自分のやるべきことに集中して向き合えた結果だと思う。来年の目標はインターハイで優勝すること。今後の課題としては、一つ一つの動きがバラバラなので、全身で連動させることを意識していきたい。

■女子三段跳

【JAAF】

土屋美潤(東庄中・千葉)
優勝 11m44(-2.9)


全国の舞台は初。優勝できたことが嬉しい。緊張は少ししていた。11m36の自己ベストを更新することが目標であった。風をうまく読もうと思ったが、難しかった。助走はうまく合わせられた上に、ダイナミックな動きができたと思う。(三段跳の楽しさはとの問いに)今までやってこなかったので、記録が伸びていくことが楽しい。逆に助走を合わせるのが難しい点かなと思う。高校でも跳躍を続けたい。三段跳と走幅跳と両立できれば、と思う。

■女子砲丸投(2.721kg)

【JAAF】

坂ちはる(富田林二中・大阪)
優勝 15m26


全中のリベンジができて、シンプルに嬉しかった。全中の時は、フォームが崩れてしまっていたので、基本から見つめ直し、自信をつけてきた。今回は、平常心を保ち、自分の投擲ができたと思う。意識したことは、突き出しを最後まで押し切れるようにすること、そして目標記録は15mを超すことだった。高校入学後も、全国で活躍できるように、記録の面では、(重さが変わるが)14mぐらいまで伸ばしたい。そのためには、筋力のさらなる強化が必要だと考えている。

■ 女子円盤投(1.000kg)

【JAAF】

草野美夕(長崎南高・長崎)
優勝 39m83


入賞が目標だったので、優勝には驚いている。自己ベストを大幅に更新することができたので、良い試技になったと思う。今回は、円盤の重さに負けないように、最後の一押しを強化して臨んだ。また、速さやスピードよりも、ゆっくりと大きくする動きを意識していたが、それが上手くできたと思う。2位の選手には、前に出場した大会で敗れてしまったので、その悔しさを持って練習を積み重ねてきた。今は、フォームを大幅に変えている段階。まだ軸が安定していないので、そこが課題だと思っている。今後は、40m超えを目指して頑張っていきたい。

JAAFメディアチーム


【第15回U18 / 第52回U16 陸上競技大会】
◆期日:2021年10月22日(金)〜24日(日)

◆場所:愛媛県総合運動公園陸上競技場
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客での開催となります。
競技場での応援を楽しみにしてくださった皆様には深くお詫び申し上げます。

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