新潟が世界でも注目のフードテック企業とパートナーシップを締結

アルビレックス新潟
チーム・協会

【©ALBIREX NIIGATA】

社会問題解決型フードテックベンチャー

ネクストミーツ株式会社 取締役会長 白井良氏 【©ALBIREX NIIGATA】

2021年8月31日、アルビレックス新潟は、新たなユニフォームパートナーとしてネクストミーツ株式会社と契約を締結しました。9月4日に開催された明治安田生命J2リーグ、ギラヴァンツ北九州戦から同社のロゴがパンツに入ったユニフォームをまとって、公式戦に臨んでいます。

ネクストミーツは、世界的に注目されている代替肉の開発から、企画・製造などを一貫して取り組む企業。創業2年目ながら「地球を終わらせない」という大きな理念を掲げ、プラントベース(植物性タンパク由来)食品を国内外で販売。2022年には新潟県長岡市に工場「NEXT Factory」の竣工も予定しています。地球温暖化という社会問題に対して「おいしい植物性のお肉」で解決を図るフードテックベンチャーの企業理念と商品の浸透を、今後クラブは具体的なパートナーシップとして取り組んでいくことになります。

ファン・サポーターを含めた「クラブチーム」と共に

ネクストミーツ株式会社 代表取締役 佐々木 英之氏 【©ALBIREX NIIGATA】

もちろん、商品の認知だけがパートナーシップの目的ではありません。自身もサッカーをプレーしていたという白井会長は「観戦した際にサポーターの想い、熱量が伝わってきて感動した。それがパートナーシップ締結の一番のきっかけ」と語り、佐々木代表も「長岡市に工場を作ることをきっかけに、新潟県という地域と一緒に何かを作り上げたい。ともに世界に発信していけたら」という構想を抱いています。チームを温かく応援するファン・サポーターの皆様、そしてホームタウンである新潟の市町村との関係も含めた、アルビレックス新潟というクラブチームと共に、地域の未来を築いていくことも大きな目的の一つとなります。

アスリートとの相性がいい代替肉

パートナーシップ締結記者会見で抱いた肉を試食する堀米悠斗選手 【©ALBIREX NIIGATA】

アルビレックス新潟のキャプテン、堀米悠斗選手が「このご時世で、この夏のタイミングでチームを支えてくださることは当たり前ではないですし、本当に言葉では言い表せないくらい感謝しています」と記者会見で語ったように、新たなユニフォームパートナーの存在はクラブの経済面に大きなパワーを追加することになります。さらに、植物性タンパク由来の代替肉はタンパク質が豊富で脂質が低くアスリートとの相性もよく、白井会長も「コラボ商品の販売だけでなく、いいお肉を提供して選手たちに食べてもらえれば」と会見で話しています。

コラボ第一弾はカレーで

【©ALBIREX NIIGATA】

具体的なパートナーシップの取り組みの第一弾となるのが、代替肉が入ったレトルトカレー「アルビカレー」です。無添加、動物性タンパク質不使用と、ネクストミーツがこだわりぬいたカレーは、つい先日完成をみたばかり。商品化は白井会長が「神がかり的なタイミング」と語るほどのスピード感をもって進みました。クラブのファン・サポーターの皆様でも、地球温暖化問題とその解決方法としての代替肉の存在はすでにご存知でも、まだ代替肉を食べたことがない、という方もいらっしゃると思います。ぜひ、この機会に「アルビカレー」を通じて、おいしく健康的な「お肉のようで、お肉ではないお肉」を体験してみてください。

ベンチャーとクラブチームの共通点

9月4日に開催されたホームゲームでは白井取締役会長がサポーターに挨拶。大きな拍手が送られた。 【©ALBIREX NIIGATA】

ネクストミーツは創業2年目ではありますが、起業に至るまでは3年にもおよぶ研究開発期間を要していて、そこには多くの苦労があったそうです。しかし、子どもたちやその先の命のためにも地球をよりよいものに、という固い信念が揺らぐことはなかったといいます。「何度心が折れようとも、仲間と共に何度でも立ち上がる」と白井会長は会見で話していましたが、クラブチームが地域とともに歩む姿と重なるものではないでしょうか。ネクストミーツは食品、栄養の力で、アルビレックス新潟はスポーツの力で、よりよい未来のために手を携えて戦っていきます。
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著者プロフィール

アルビレックス新潟は新潟県をホームタウンとするJリーグクラブ。1996年に創設し、地域リーグやJFLでの戦いを経て、1999年にJリーグに加盟。2003年J2リーグ優勝。04年から17年までの14シーズンに渡りJ1リーグを舞台に戦ったが、同年にJ2へ降格した。20年からはスペイン人のアルベルト監督が指揮を執り、攻撃的で魅力的なサッカーを展開。過去にJリーグの最多入場数の記録を更新したほどの熱いサポーターとともに、再びJ1の舞台を目指して挑戦を続けている。ホームスタジアムはデンカビッグスワンスタジアム。

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