日本女子ソフトボールリーグ 後半戦開幕直前レポート Jordan Taylor(ジョーダン・テーラー)選手 (戸田中央総合病院メディックス)
【日本女子ソフトボール1部リーグ第4節さいたま大会(4/24)で先発したジョーダン選手】
決勝トーナメント進出に向け全力を尽くす
2017年シーズンから戸田中央総合病院メディックスに所属し、エースピッチャーとしてチームを支える、ジョーダン・テーラー選手。新型コロナウイルスの影響による入国時の隔離措置など、これまで以上に調整の難しい中、今シーズン日本通算500奪三振を達成。前半戦2位で折り返したチームの大黒柱に話を聞いた。
同日、ジョーダン選手は被安打4・奪三振9と好投し完投、チームも快勝した 【©2021 Toda Medics】
前半戦は珍しく5チームが同率2位になりました。2位という結果に対しては満足していますし、良く戦えたと思っています。私たちのチームは今シーズンから監督やメンバーも大きく変わり、“新チーム”として一緒に力を合わせて戦うことが出来ていますので、後半戦をとても楽しみにしています。
■シーズン前は隔離措置がとられるなど、ジョーダン選手は例年以上に調整が難しかったと思うが、工夫していることは?
2週間におよぶ自主隔離は、特に都市部のチームではスペースが限られているため調整が大変です。トレーニング設備が私の部屋には無い為、ベランダと部屋の中でトレーニングをするのですが、隣人に迷惑がかからないよう大きい音を出さないように気を付けています。ですから、コンディショニングを調整するのはとても難しいです。ただ、私は昨シーズンの後半戦前と今シーズンの前半戦前・後半戦前と3回自主隔離を行ったのですが、今回は部屋にスピンバイクを用意してもらったのでトレーニングがかなり楽になりました。ピッチングに関しても、最初の数回は感覚を戻すのが大変でしたが、今回は試合に向けての準備とトレーニングに自信をもって取り組めていると感じています。
笑顔を見せるジョーダン選手 【©2021 Toda Medics】
今年の戸田メディックスはまったく違います! それは、先述した通り、監督や移籍メンバーが加わりチームが大幅に変わったことで、色んなチームの良い部分をシェアできお互いに刺激を与え合う環境になり、選手たちの自主性がより高まったことです。今のチームを例えると、映画の『飛べないアヒル』(注釈:原題: The Mighty Ducksは、1992年制作のアメリカ映画。弱小の少年アイス・ホッケーチームのコーチになった、若い弁護士の奮闘ぶりを描いたスポーツ・ドラマ)にとても似ていて、いろいろな人が集まってお互いから学んで成長していく姿が私たちに重なります。私たちは一緒にプレーすればするほど、さらに良いチームになると確信しています。
■ジョーダン選手の人物像にも迫っていきたい。自身のインスタグラムはオシャレでとても人気が高い
インスタではソフトボール、ファッション、アートに関して投稿することが多いです。私は絵を描くのが好きで、iPadで描いたり、スケッチブックを持って外で絵を描いたりもしています。また、日本文化に触れるのも好きで、コロナ前はよく一人で電車に乗って各地を巡っていました。近い場所で特にお気に入りは下北沢です。
インスタグラムより(浴衣を着て川越散策) 【©2021 Toda Medics】
後半戦は決勝トーナメントに戸田メディックスが出られるよう全力で頑張ります。そして、私の経験してきたことを活かして若いピッチャーを指導していきたいです。チームメイトとお互いに学び続けて、プレーすることを楽しみながら、同じ目標に向かいチーム一丸となって後半戦も戦っていきたいです。
Go for it !!! (目的のために最大限努力します!)
力強い投球を見せるジョーダン選手 【©2021 Toda Medics】
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