悲願のラ・リーガ制覇へ、アンチェロッティ再び

ラ・リーガ公式
チーム・協会

【(C)LaLiga】

2013/14シーズンに悲願のデシマ(チャンピオンズリーグ10冠目)獲得に導いた立役者、カルロ・アンチェロッティが再びレアル・マドリーの監督に復帰した。当時、自身のアシスタントコーチを務めたジネディーヌ・ジダン前監督の後任として帰ってきた61歳の名将は、苦楽を共にした元教え子たちと共に新たな挑戦をスタートさせた。

【(C)LaLiga】

アンチェロッティはパルマとボローニャからほど近いレッジョーロの出身で、子供の頃は農園を営む家業を手伝った。パルメジャーノチーズを生産していた実家にて、カルロ少年は雌牛の乳搾りを通して我慢強さの価値を学んだという。

若いフットボールファンは彼のプレーを見たことがないかもしれない。だが1992年に引退した彼の現役時代を知る者の間は、1989年と1990年にチャンピオンズカップ2連覇を果たしたアリゴ・サッキ率いるACミランの中枢を担う、同世代最高のMFの一人として記憶されている。

【(C)LaLiga】

監督としてはヨーロッパを股にかけて輝かしいキャリアを築いてきた。ミランとレアル・マドリーを率いて成し遂げた3度のチャンピオンズリーグ制覇に加え、イタリア、イングランド、フランス、ドイツの国内リーグ優勝を経験。ただ欧州の主要リーグでは唯一ラ・リーガ・サンタンデールのタイトルを獲ることができておらず、2013/14シーズンはアトレティコ・マドリー、2014/15シーズンはバルセロナに栄冠を譲った。

カリム・ベンゼマ、ギャレス・ベイル、トニ・クロース、ルカ・モドリッチ、カゼミロ、イスコーー。2度目の就任となったレアル・マドリーには、2013〜15年に指揮した際のメンバーが多数残っている。さらには新加入のダビ・アラバもバイエルン・ミュンヘン時代に指導しており、コミュニケーションに問題はない。

かつてジダンやカカ、ディディエ・ドログバ、ズラタン・イブラヒモビッチ、クリスティアーノ・ロナウドらスター選手を輝かせてきた百戦錬磨の名将は、2度目の挑戦で史上初の欧州5大リーグ制覇を成し遂げることができるだろうか。

【(C)LaLiga】

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

ラ・リーガ公式サイトです。最新ニュース、各クラブの情報やデータをご覧ください。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント