■東京五輪
霞ヶ関カンツリー倶楽部（埼玉県）、男子7月29日ー8月1日・7447yd、女子8月4日ー7日・6648yd、パー71▼29日（開幕）

マスターズを制してから、初の凱旋試合は、新型コロナウィルス感染からの復帰戦。
多くの期待を集める中、初日をスタートした松山英樹は4バーディ、2ボギーの2アンダーで回ってきた。

最初のバーディは3番。左のバンカーから脱出の2打目はピンの根元に着弾。4メートルのチャンスを決めた。
5番のパー5では、3打目を1メートルに寄せてバーディ。
8番では、8メートル超も決まり、4アンダーまで伸ばした。

だが、「スタートは、上手くできたんですけど、9番以降、いいプレーができなかった」と、前半の最終ホールでボギー。
11番では、ティーショットを曲げて、またひとつ落とした。
「ちょっと大変なバックナインでしたけど、ボギーを１個に抑えることができたのでよかった」と、そこから耐えるゴルフを展開。
2打目をグリーン奥にこぼした17番では、1メートルに寄せてパーセーブ。
「69」で堪えて上がってきた。

会場の霞ヶ関カンツリー倶楽部は、2010年のアジアアマで優勝を飾り、翌年のマスターズに出場。日本勢初のベストアマに輝き、10年後の今年は日本勢初の優勝でメジャー初制覇。

「自分が変わった場所」と、思い入れも強い。

五輪に向けて大改修が施されて11年前と、見える景色はかわっても「コンディションはすごくいいと思いますし、しっかりといいショット、いいパットができればスコアも伸びる。明日はチャンスにつけられるように、いいショット、いいパットを打つだけ」。
上昇への強い決意がにじんだ。

なお第2ラウンドは、雷雲接近のため、現在中断しています（14時50分時点）