【新門司NOW】皆で戦う! 逆襲を誓う高橋 大悟選手
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とにかく勝利を見せたい
「コロナ禍で、ましてやチームがなかなか勝てていない状況なのに多くの方が足を運んでくださってありがたいというのがありますし、僕たちは選手だけで戦っているわけではなく皆さんと共に戦っていますから、やっぱり嬉しかったです。
見られるから練習が締まるとか、そういうのはあまりいいことではないとは思いますが、チームが強くなる一つのきっかけとして、サポーターの皆さんに見ていただくというのはあっていいと思います。それがコロナ禍での貴重な公開練習日の意味なのかなと。皆さんには感謝しかないですし、だからこそとにかく勝利を見せたいんですよね」
前半戦、ホームではわずか1勝しかできなかった。「とにかく勝利を見せたい」というのは、率直な気持ちなのだろう。そんな苦しかった前半戦を振り返り、高橋選手の目には今のチームはどう映っているのか?
「うちは”まだまだ”ですね。あ、それは悪い意味での”まだまだ”ではなく、”まだまだやれるぞ”っていう意味です。もちろん、チームとしてやらなければいけないことは多いけど、決してネガティブになる必要はないと思っています。素晴らしい選手がそろっているんですが、皆のよさが100%しっかり出せるようになれればと…。もちろん難しいことですけど、絶対まだまだやれるはずですし、皆の力がうまく組み合わされば強くなれると思うので。リーグ戦は夏場からがより大事になってくるし、ここから楽しみだなと僕は思っています」
絶対大丈夫!!
「正直、難しいシーズンになるかもという予感はありました。もちろん目標として”昇格”は掲げていましたが、リーグを戦う上でシミュレーションというかいろいろなルートを考える中で、苦戦するというのは想定していました。でも、周りが言うほど今が最低だとは思っていないですし、僕個人としては大丈夫、十分に後半取り返せると考えてはいます。
やっぱり半分選手が入れ替われば、組織として難しくなったり時間がかかったりするのは当然だと思いますし、監督も指揮を執るのが難しい面も多くなっているはずで…けど絶対大丈夫ですから!」
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最愛の弟分の復帰
「やっぱり嬉しいですよ!ずっと相談には乗っていましたし、彼の思いは僕なりにしっかり感じていたつもり。チームにとっても心強いし、僕自身も一緒にやれるのは楽しみです。絶対チームの力になってくれるし、それは誰が見ても分かるんですけど(笑)。
うちを選んでくれたっていう、そういう漢気も愛される理由なんでしょうね。あいつは北九州のことをすごく特別なクラブって思ってくれて大切にしていたのは知っていましたし、今回こういった決断をしたことを、一人のサッカー選手、一人の人間として、年下ながら尊敬しています。
僕らも今はこういう順位に甘んじていますが、誰かにとっての大事なクラブであることには変わりないし、そういったクラブで僕もプレーできていることが改めてありがたいことだと感じました。だからこそ、このチームメートやスタッフとならまだまだ上に行けると思っているんです。そういうことを彼の決断を通じて気づかせてもらいましたね」
皆で戦う
最後に、後半戦の戦いで一番だいじなことを尋ねてみた。
「”北九州スタイル”を表現できるかでしょう。アグレッシブに闘って、ボールを動かして走って…やっぱり僕らの原点はそこだと思います。あとは気持ち! 僕は島で育ったので負けん気が強くて、よく感情に出しちゃったりしますが(笑)。それも一つ、チームを勝たせたいっていうことではいいことかなと。みんなもそういう気持ちはあると思うので、そういうのを表にたくさん出して熱く戦っていけたら。そして、サポーターの方と一つになって、一つ一つ勝っていけたら…そう思っています」
2019年夏に加入後、幾度もチームを救ってきた背番号10。どんな逆風にさらされようが、屋久島育ちの”小さな大木”は決して折れない。後半戦、必ずやこの窮地からチームを救いだし、たくさんの笑顔をスタジアムに咲かせてくれるはずだ。
※当記事では、高橋選手の漢字表記をすべて「高」に統一しております。ご了承ください。
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