機は熟した。千葉ロッテマリーンズが７月に入り、ギアを上げている。東北楽天ゴールデンイーグルス３連戦で３連勝。今季初の同一カード３連勝を決めると福岡ソフトバンクホークスと並んでの２位に浮上した。

　井口資仁監督は「とにかく一つ一つ。前半戦終了までに貯金を一つでも増やしていきたい。残り７戦。しっかりと勝っていきたい」と手ごたえを口にする。

　７月５日の試合は今の勢いとチームとしての状態の良さを象徴するような試合となった。マーティン、エチェバリア、レアードの３人が本塁打を打つと藤岡も本塁打。１試合４発を放つ横綱相撲で８対１と完勝した。これで７月は無敗。自他共に認める令和の常勝軍団を目指す千葉ロッテマリーンズが無敵状態に突入した。さあ、前半戦残り７試合。そして７月６日からは同じ２位の福岡ソフトバンクホークスを本拠地ZOZOマリンスタジアムに迎えての２連戦となる。前半戦最大の山場となりそうな大事な一戦。チーム一丸、気持ち一つに勝ち続けるのみだ。首位のオリックスバファローズとは４・５ゲーム差。ガムシャラに目の前の勝利を重ねていった先には頂点が見える。