<国内男子ゴルフ>裏道から「62」。新人の清水大成も兄弟子のげんちゃんを追う

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【裏街道のイーグル締め!!©JGTOimages】

■今シーズン2試合目の有観客開催「ダンロップ・スリクソン福島オープン」
(6月24日ー27日、福島県・グランディ那須白河ゴルフクラブ、6961yd、par72)▼26日(大会3日目)

息もつけないバーディ戦で、コロナ禍の新人も、尊敬する兄弟子を懸命に追う。

3日目に「62」の猛チャージで攻勢を仕掛けたのは22歳の清水大成(しみず・たいせい)。

裏街道の10番スタートは最初、「ずっとパットが入らない」と、ジリジリした展開だった。
「最初は1個分とか、カップをクルン、とか。本当に、ずっとほんの一筋で入らない、というのが続いて」。
癇癪(かんしゃく)を、起こしたくなるところを懸命に堪えた。
「怒らないように。そのうち入る、と。入り出したら自然と流れがくるはず、とじっと待った」と、我慢の子。

そしてついに契機は後半。2番で6メートルを沈めると、そこから6メートル→1メートル→上から5メートル→80センチ→5メートルと、めくるめく6連続バーディで上昇すると、最後9番はパー4でイーグル締め。
60度のウェッジを握った20ヤードもない2打目のアプローチを直接、放り込んで上がった。


昨年12月に、コロナ禍で行われた特別QTで5位につけ、プロ転向した。
日大時代からプロの試合で活躍し、今もっとも飛躍が期待される若手の一人。
初日から首位を走る時松は、地元福岡県で同じ篠塚武久コーチに指導を受けた”兄弟子”でもある。
2016年の今大会を含む3勝の実績と共に、昨季から選手会長としてツアーを引っ張る姿に、「凄く忙しくされているのに、今週もこうして優勝争いをして。本当に尊敬します」。
清水が通算15アンダーで上がった時は、時松と7差もあり「ちょっとでも追いつけるように。今日みたいに伸ばして終わりたい」と、控えめだったがその後、時松が16番でダブルボギーを叩いてその差は5つ。
遠慮は無用だ。
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