メッシとスアレス、最良のコンビがカンプノウで再会

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バルセロナで共に過ごした6シーズンにおいて、リオネル・メッシとルイス・スアレスのコンビは合計478ゴールを生み出してきた。その2人が今週末、初めてラ・リーガ・サンタンデールのピッチでライバルとして再会する。

初めて共にピッチに立ったその日から、メッシとスアレスはお互いに特別なシンパシーを感じ合ってきた。スアレスほど多くのアシストをメッシに提供してきた選手は他にいない。メッシは彼のパスから47ゴールを記録し、逆にメッシも39アシストをスアレスに提供している。そうやって2人は、共にプレーした6シーズンの間に4度のラ・リーガ・サンタンデール、1度のチャンピオンズリーグを含む13タイトルを共有してきた。

メッシ、スアレス、ネイマールが前線に並んだ3トップ「MSN」は脅威の破壊力を誇った 【(C)LaLiga】

2人は100年以上の歴史を持つバルセロナにおいて、通算得点ランキングの歴代トップ3を占めている。歴代首位は通算700ゴール以上を積み重ねてきたメッシ――スアレスの在籍中には280ゴールを記録――で、スアレスは歴代3位の198ゴールを記録している。歴代2位が1950年代に活躍したラディスラオ・クバラであることは、2人がセサル・ロドリゲスらレジェンドを上回り、60年近くも守られてきた偉大な記録を塗り替えたことを意味する。

メッシとスアレスの関係はピッチ上の相性の良さにとどまらない。2人はカステイダフェルスに居を構える隣人であり、2人の子供たちは同じ学校に通っていた。バルセロナの練習がオフの日には、2人が家族ぐるみで休日を過ごすことも珍しくなかった。メッシがマテ茶への嗜好を強めたのもスアレスの影響で、現在はアントワーヌ・グリーズマンもマテ茶仲間に加わっている。

2人はプライベートでも家族ぐるみの付き合いを続けている 【(C)LaLiga】

だがスアレスとバルセロナの関係は昨夏に終わりを迎えた。自らの意思に反して退団を強いられた彼は、アトレティコ・マドリーへの移籍後もゴールへの嗅覚が衰えていないことを証明すべく、これまで19ゴールを記録。メッシが28ゴールで独走している得点ランキングの4位につけている。2人が年齢を重ね、相棒を失ってもなおトップレベルで活躍し続けられるのは、これだけのゴールを生み出せる生粋の得点感覚を備えているからに他ならない。

メッシは今季も得点王争いを独走中 【(C)LaLiga】

スアレスは新天地アトレティコでも得点源として活躍 【(C)LaLiga】

今季も変わらずゴールを決め続けているものの、まだメッシはスアレスほど息の合うパートナーを見つけられていない。むしろ彼ほどの相棒が現れることはもうないと考えるべきだろう。メッシに42アシストを記録したダニ・アウベス、37ゴールを御膳立てしたアンドレス・イニエスタでさえ、スアレスほどの域には達することができなかったのだから。

今週末、メッシはキャリア最良の相棒であり、良き友人でもあるスアレスとカンプノウのピッチで再会する。クラブレベルでは初めてライバルとしてピッチ上で対戦するこの90分間だけは、お互いを結ぶ固い友情のことは忘れ、勝負に集中することになるはずだ。

2人はピッチ内外で多くの時を共有してきた 【(C)LaLiga】

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