驚異の打線が完成した。千葉ロッテマリーンズは４月２５日の福岡ソフトバンクホークス戦（ZOZOマリンスタジアム）を８対５で勝利。首位攻防戦は２勝１敗と勝ち越しを決めた。

　際立つのは打点の好調さ。２７試合で１３７得点は１２球団ダントツのトップ。セ・リーグトップの阪神タイガースは１２３得点でパ・リーグ２位の福岡ソフトバンクホークスは１０９得点と圧倒的な攻撃力を見せつけている。

　絶好調打線を牽引しているのは打率３２６でリーグ２位の中村奨吾内野手。キャプテンとしてチームプレーに徹し、好走塁も目立つ。打点もリーグ２位の２０打点だ。４番の安田尚憲内野手は打率こそ・２３０と低いものの打点は２８でリーグトップ。勝負強さを見せている。そしてレオネス・マーティン外野手。リーグトップの８本塁打。打点２１はリーグ２位。攻撃だけではなく強肩を見せつけるなど守備での貢献も計り知れず、チーム打撃に徹する姿が見られる。

　パ・リーグの打点上位を独占する千葉ロッテマリーンズ。「この１点を、つかみ取る。」のスローガン通り、１点を確実に積み重ねる野球でリーグ屈指の打線を形成している。首位の福岡ソフトバンクホークスとは１ゲーム差。昨年８月２２日以来となる首位浮上は目前。独走も見えてきたマリーンズは自他共に認める令和の常勝軍団となるべく歩みをさらに加速させていく。