【サーフィン】豪選手がオーストラリアと日本の2国旗を纏って出場

チーム・協会

【© WSL/Dunbar】

現在開催中のチャンピオンシップツアー(CT)第2戦『ニューキャッスルカップ』でオーストラリアのコナー・オレアリーが、豪州と日本の国旗をジャージに付けて登場し、話題になっている。

2017年にCTデビューした後、僅か2年で脱落したものの、すぐに返り咲いて2021年シーズンからツアーを回っているコナー。

ご存知の通り、コナーの母は元JPSAのプロでグランドチャンピオンの経験もある柄沢明美さん。コナーはシドニー南部のクロヌラで育った一方、幼い頃から毎年日本で数ヶ月過ごし、日本語や文化を学んでいた。

「母親が日本人なので、日本の文化、国、人々、特に日本のファンと深い繋がりがあるんだ。妻のステフと相談して自分にとって大きな存在である日本を代表することが出来たら、どんなに素晴らしいだろうと思ったんだよ」

「私はオーストラリアで育ち、ずっとオーストラリアに住んでいる。だから、常に代表するのはオーストラリアだけど、もう半分は日本人なんだよ。私の母はサーフィンのバックグラウンドが非常に大きく、彼女が20代、30代の頃にはプロレベルで競技をしていた。父もサーフィンをしているけど、コンテストには出ていなかった」

コナーが2つの国の国旗をジャージに付けたことは、日本の伝統をいかに誇りに思っているのかを全世界に示す一つの方法に過ぎない。2017年のCTルーキーから経験を積んできた彼の心に浮かんできたものであり、日本の伝統の知識や感謝の気持ち、コンテストサーフィンへの愛情を息子に伝えた母親への敬意でもあるようだ。

コナーは今でも毎年日本に滞在して日本語の上達に力を注ぎ、友人や家族と連絡を取り合っている。それだけ日本を愛して気にかけている彼からのメッセージがサーフィンやその他の分野で世界を目指している若い人に届けば良いと思う。

「多くの若い日本人アスリートに刺激を与えられたら良いと願っている。みんな!不可能なことはないんだよ!」

(柄沢明美さんの記録) 【© WSL】

(強烈なバックハンドがコナーの武器) 【© WSL/Miers】

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