【ハンド世界選手権】「勝って終わりたい」彗星JAPAN 今夜最終戦【YouTubeで中継】
【Yukihito TAGUCHI / JHA】
今夜23時半から 東京五輪出場国バーレーンと対決 東江選手「勝つと負けるではハンドボール界も大きく変わる」
デンマーク戦でも「通用する部分はたくさんあった」と自信をつけているCB東江雄斗選手 【Yuhikito TAGUCHI / JHA】
今大会、欧州の強豪国に迫る戦いぶりで、確実に成長した姿を見せている彗星JAPAN。
この3年間で6戦目となるバーレーンに勝って有終の美を飾ることができるか、期待が高まります。
試合は国際ハンドボール連盟(IHF)のYouTubeチャンネルで配信され、日本から無料で観戦できます(下部にリンクあり)。
ダグル・シグルドソン監督はバーレーン戦に向け、「最後だし、しっかり勝って終わって帰りたい」。
司令塔として今大会のチームを牽引し続けてきたCB東江雄斗選手(大同特殊鋼)も「アジア選手権では2戦2勝だが、勝者として挑むのではなく、挑戦者として挑みたい。まずは気持ちで負けないこと。勝つと負けるではハンドボール界も大きく変わるので、最後は絶対何が何でも勝って終わりたい」と決意固く臨みます。
対するバーレーンは2019年10月にオリンピックアジア予選で優勝し、東京オリンピック出場権を獲得済み。オリンピックでの対決があり得る相手です。
直近の2試合(どちらも2020年1月アジア選手権。3位決定戦を含む)では接戦を日本が制しています。
バーレーンは今大会全敗で最終戦となる日本戦を迎えるため、お互いの「勝って終わりたい」気持ちのぶつかり合いになりそうです。
アイスランド人監督同士の対戦でもあります。
今大会、バーレーンのトップスコアラーは、RB Mohamed Ahmed選手(背番号93)。7mスロー18本を含む29得点。
続くCB Husain Alsayyad選手(背番号99)は国際試合出場数450を超える33歳の司令塔で、今大会21得点を挙げています。
【バーレーンとの戦績】(ダグル・シグルドソン監督就任以降)
▽2018年1月(インターナショナルマッチ/東京)
日本 20(8-10, 12-11) 21 バーレーン
▽2018年1月(アジア選手権・メインラウンド)
日本 21(13-13, 8-16)29 バーレーン
▽2019年1月(世界選手権・予選ラウンド)
日本 22(9-10, 13-13)23 バーレーン
▽2020年1月(アジア選手権・予選ラウンド)
日本 25(10-11, 15-12)23 バーレーン
▽2020年1月(アジア選手権・3位決定戦)
日本 27(14-15, 13-11)26 バーレーン
※バーレーンは2019年10月のオリンピックアジア予選で優勝し、東京オリンピック出場権を獲得。
準決勝でカタールに28-26、決勝で韓国に34-29で勝利。
日本は開催国枠での出場が決まっており、アジア予選には出場せず。
彗星JAPAN 今大会の戦績
▽1月15日
日本 29(17-14,12-15)29 クロアチア
欧州2位の強豪国に対し引き分けで世界を驚かせる幕開け。GKの好守も光った。貴重な勝ち点1を獲得。
▽1月17日
日本 29(16-15,13-16)31 カタール
アジア王者カタールに対し、最後まで接戦。勝てる可能性も見えたが、終盤のミスが響いた。
▽1月19日
日本 30(16-12,14-17)29 アンゴラ
前半リードするものの後半逆転を喫する。残り5分からの再逆転で勝ち切り、24年ぶりの予選突破で歴史を塗り替えた。
キャプテンの土井レミイ杏利選手 【Yukihito TAGUCHI / JHA】
▽1月21日
日本 24(13-17,11-11)28 アルゼンチン
日本対策をしてきた相手DFに苦しめられ、真価が発揮できず。後半も食らいつくが逆転ならず。
アルゼンチンは23日の試合でクロアチアにも勝利し、準々決勝進出の可能性を手にしている。
▽1月23日
日本 27(17-19,10-15)34 デンマーク
リオ五輪金メダルの前回大会王者に対し、スピードを生かして攻め続け、2点差で折り返す大善戦。
終盤に突き放されたが、GKの貢献も大きく、7点差は今大会大勝を続けるデンマークにとってここまでで最少。
確実に成長した姿を見せた。
観戦情報まとめ
▽配信:
日本からはIHFのYouTubeチャンネルで無料中継及び録画配信が見られます(この記事の下部にリンクあり)
▽公式情報:
日本ハンドボール協会(JHA)公式サイトのほか、JHA公式SNS(Facebook、Twitter、Instagram)及びJHA公式「ハンドボール日本代表応援団」SNS(Twitter、Instagram)で展開中。速報はTwitterでお届けしています(下部に公式サイトへのリンクあり)。
▽ハッシュタグ:
#Egypt2021、#彗星JAPAN
▽大会について:
2年に1度、世界一を争う大会で、今回は32ヶ国が出場。4ヶ国の予選グループで上位3位までがメインラウンド(2次リーグ)へ進出。
メインラウンドでは、グループCからの勝ち上がり国(クロアチア・カタール・日本)がグループDからの勝ち上がり国(デンマーク・アルゼンチン・バーレーン)とそれぞれ対戦。
6チームのうち、上位2カ国が準々決勝へ進出。
※同じグループからの勝ち上がり国同士は、予選ラウンドでの対戦結果の勝ち点を持ち越し。現在、日本はクロアチアに同点、カタールとアルゼンチン、デンマークに敗戦で勝ち点1。
※グループII 順位(23日終了時点)
1. デンマーク(勝ち点8)
2. アルゼンチン(勝ち点6)
3. クロアチア(勝ち点5)
4. カタール(勝ち点4)
5. 日本(勝ち点1)
6. バーレーン(勝ち点0)
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