【サッカー】U-23日本男子代表合宿:安部柊斗、金子拓郎ら初招集組が意欲的なプレー

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【川端暁彦】

12月23日、千葉県内で21日から強化合宿を行っている男子サッカー五輪代表候補(U-23日本代表候補)は、午前と午後の二部にわたってのトレーニングを実施。9名の初招集選手を含む23名の選手たち(1名が別調整)が、ピッチで汗を流した。

午前のトレーニングではウオーミングアップメニューを行った後で、横内昭展コーチが選手たちを集めて「俺たちには時間がない。1個1個のプレーにもっとこだわって、大切にしよう」と呼び掛け、あらためて選手たちを引き締めてからトレーニングに臨んだ。

攻守の切り替えと接触プレーが頻繁に起こるスモールフィールドでボールを奪い合う練習を経て、攻撃と守備の二組に分かれての機能別トレーニングを実施。攻撃側はクロスからのフィニッシュ、守備側はセンターバック2人のクロスボールへの対応を重点的に確認した。初招集の選手も多い中で、あらためて攻守の約束事を徹底する形となった。

「キャンプでしっかりアピールしていかないといけない」と語るFC東京のMF安部柊斗や、「フィニッシュのところはすごくこだわっている」と言うコンサドーレ札幌MF金子拓郎ら、初招集の選手たちが意欲的なプレーを見せた一方で、来年からロシアリーグへの移籍が決定している湘南ベルマーレのMF齊藤未月も攻守両面で積極的にボールへ絡んで存在感を見せた。

今季のJリーグでの戦いを通じて「前向きでボールを受ける回数が増えて、ボール持つ時間を短くする時もあれば、あえてドリブル仕掛ける場面も出せるようになった」と語る齊藤は、「(U-23代表レベルではなく)A代表に選ばれるようなレベルに持って行くことが大事」ともコメント。ビジャレアルのMF久保建英ら(年齢無制限の)A代表選手を含めた海外組不在の代表合宿にあって、より高い意識でプレーすることの重要性を強調した。

午後のトレーニングでは、ビルドアップの戦術的な約束事を確認したほか、前日に続いて11対11でのゲーム形式のトレーニングも実施。あらためて短い時間で選手たちにチームの約束事を叩き込んだ。

26日まで行われる強化合宿。最終日には関東大学選抜との練習試合も予定されている。
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