レアル・ソシエダ対ビジャレアル、見逃せない5つの理由

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今季のラ・リーガ・サンタンデールで最も好調な2チームが今週末に直接対決を迎える。首位のレアル・ソシエダと3位ビジャレアルの一戦を見逃してはならない5つの理由がここにある。

1.スペクタクルなフットボールの応酬

11月28日土曜21時に行われる一戦では、今季のラ・リーガ・サンタンデールで最も攻撃的かつ結果を出している2チームが対戦する。若いレアル・ソシエダは10節終了時点でリーグ最多の21ゴールを記録。スペイン代表としても活躍するミケル・オヤルサバルは得点ランキングトップの6ゴールを挙げている。一方のビジャレアルは、ラ・リーガを代表する2トップを擁する。パコ・アルカセルとジェラール・モレノが形成するスペクタクルなユニットは、これまで合計10ゴールを生み出している。

得点ランキングの首位を走るオヤルサバル 【(C)LaLiga】

ジェラールはアルカセルと共に5ゴールを記録 【(C)LaLiga】

2.スター選手たちの共演

両チームは共に偉大な司令塔を擁する。今季加入したレアル・ソシエダのダビ・シルバ、ビジャレアルのダニ・パレホはいずれもスムーズにチームにフィットし、早くも欠かせない存在となりつつある。2010年のワールドカップ優勝メンバーである34歳のシルバは、4ー1で制した10月のセルタ戦で2009/10シーズン以来となるゴールを決めた。31歳のパレホも加入直後から即戦力として活躍しており、古巣バレンシアとのダービーで移籍後初ゴールを決めている。

シルバは負傷欠場が濃厚となった 【(C)LaLiga】

パレホは26日のヨーロッパリーグでプロ500試合出場を実現 【(C)LaLiga】

3.旧友の再会

両チームを率いるイマノル・アルグアシル監督とウナイ・エメリ監督は1971年生まれの同世代で、共にレアル・ソシエダの下部組織からトップチームデビューを果たした元チームメートだ。アルグアシルはサンセバスティアン近郊の町オリオで生まれ育ち、トップチームの右サイドバックとして7シーズンを過ごした。エメリもサンセバスティアン近郊のオンダリビア出身で、トップチーム定着は叶わず主に2部以下のクラブでキャリアを築いた。指導者としてはモスクワやパリ、ロンドンを渡り歩いたエメリに対し、アルグアシルは地元で実績を積んできた。両者が監督として対戦するのは今回が初めてのことだ。

レアル・ソシエダのアルグアシル監督は10月の最優秀監督に選出 【(C)LaLiga】

好調のビジャレアルを率いるエメリ監督 【(C)LaLiga】

4.下部組織出身の若手が台頭

レアル・ソシエダがラ・リーガ有数の育成クラブであることは、先述したセルタ戦で25歳以下のBチーム出身者を12人も起用したことからも見て取れる。23歳にして主将を務めるオヤルサバルを筆頭に、21歳のMFマルティン・スビメンディ、18歳のFWアンデル・バレネチェア、20歳のMFロベルト・ロペス、23歳のMFアンデル・ゲバラらが現在の躍進を支えている。

一方のビジャレアルもスペイン代表でセルヒオ・ラモスとセンターバックコンビを組む地元出身のパウ・トーレスに加え、21歳のナイジェリア代表FWサムエル・チュクウェゼが主力として活躍。さらに18歳のFWジェレミ・ピノ、20歳のMFアレハンドロ・バエナらが台頭している。

シャビ・アロンソ率いるBチーム出身の一人、バレネチェア 【(C)LaLiga】

チュクウェゼは久保建英のポジション争いのライバルでもある 【(C)LaLiga】

5.先の見えない一戦

無観客で行われている今季のラ・リーガ・サンタンデールは前評判を覆す結果が続出しており、先が見えないシーズンとなっている。そうでなくともレアル・ソシエダとビジャレアルの対戦は過去に何度もサプライズが生じてきた。過去4度の対戦は全てアウェーチームが勝利。2018年1月の一戦ではビジャレアルが34分までに4ゴールを挙げ、4ー2で制している。今回も驚くべき展開が見られる可能性は十分にあるだろう。

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