2位に浮上した埼玉西武はニールで4連勝へ【11/4パ・リーグ見どころ】

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2位浮上の埼玉西武はニールで4連勝を狙う。北海道日本ハム・吉田輝星は今季初勝利なるか

 11月4日の18時からメットライフドームで埼玉西武と北海道日本ハムの第24回戦が行われる。3日の試合では5対4で埼玉西武が競り合いを制した。カード最終戦となる対決はどちらのチームが制するか。

【今季対戦成績】
埼玉西武→9勝14敗
北海道日本ハム→14勝9敗

【埼玉西武】ニール投手 20試合5勝8敗 107回 65奪三振、防御率5.21
【北海道日本ハム】吉田輝星投手 4試合0勝1敗 18.1回 10奪三振、防御率5.40

 埼玉西武はニール投手が先発。前回登板した10月29日の楽天戦では制球に苦しみ、2回6安打3四球5失点で敗戦投手となった。チームは同率2位に浮上するなど、状態が上向きなだけにニール投手の好投に期待したいところ。打線では栗山巧選手が5試合連続打点中と、好機での活躍を続けている。ベテランの一打がチームを4連勝に導くか。

 対する北海道日本ハムの先発は吉田輝星投手。現在4試合に先発して未勝利と悔しい結果が続いているが、直近2登板ではQSを達成している。今季初対決となる埼玉西武打線を相手に、どのような投球を見せるか。打線では10月29日の試合から戦線復帰を果たした野村佑希選手に注目。3日の試合では先制点となる適時打を放った。高校時代を過ごした埼玉の地で2試合連続の活躍を見せたい。

チェン・ウェインが復帰後初勝利をかけたマウンドへ。鷹は最多勝を争う千賀滉大が先発

千葉ロッテマリーンズ・チェン・ウェイン投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 11月4日の18時からZOZOマリンスタジアムで千葉ロッテと福岡ソフトバンクの第23回戦が行われる。3日の試合では、中盤の集中打で逆転した福岡ソフトバンクが4対3で千葉ロッテを振り切った。2位を確実にするためにも負けられない千葉ロッテと「パーソル CS パ」へ弾みをつけたい福岡ソフトバンクによる一戦はどちらに軍配が上がるのか。

【今季対戦成績】
千葉ロッテ→11勝10敗1分
福岡ソフトバンク→10勝11敗1分

【千葉ロッテ】チェン・ウェイン投手 3試合0勝2敗 20回 12奪三振、防御率2.25
【福岡ソフトバンク】千賀滉大投手 17試合10勝6敗 113回 140奪三振、防御率2.31

 千葉ロッテはチェン・ウェイン投手に先発のマウンドを託す。前回10月28日の福岡ソフトバンク戦では、8回4安打3奪三振2失点と好投するも、援護に恵まれず敗戦投手になった。NPB復帰後の3試合ではいずれもQSを記録している左腕は、本拠地のファンの前で今季初勝利を挙げられるか。打線では清田育宏選手が2試合連続本塁打を記録している。4番としての起用が続くなかで、得点につながる働きを見せたいところだ。

 対する福岡ソフトバンクは千賀滉大投手が先発する。前回登板の千葉ロッテ戦では8回12奪三振無失点の快投で5年連続の2桁勝利を挙げるなど、現在3連勝中と調子を上げてきている。さらに自身初の最多勝も狙える位置にもつけているだけに、今登板での白星に期待したい。打線では。3日の試合で同点適時打を放った栗原陵矢選手に注目。チェン・ウェイン投手との前回対戦では本塁打もマークしている。10月からは復調の兆しを見せている好打者は、今試合でも持ち前の打棒を見せつけられるか。

オリックスは竹安大知が復帰登板。楽天は最多勝最有力の涌井秀章が先発

オリックス・バファローズ・竹安大知投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 11月4日の18時から京セラドーム大阪でオリックスと楽天イーグルスの第23回戦が行われる。3日の試合では、2桁安打を放ったオリックスが6対3で勝利している。

【今季対戦成績】
オリックス→11勝9敗2分
楽天イーグルス→9勝11敗2分

【オリックス】竹安大知投手 1試合1勝0敗 5回 2奪三振、防御率0.00
【楽天イーグルス】涌井秀章投手 19試合11勝4敗 125回 106奪三振、防御率3.31

 オリックスの先発マウンドには、竹安大知投手が上がる。今季初登板の9月10日には、5回2失点(自責0)の好投で初勝利を挙げるも、その後新型コロナウイルスに感染し、登板機会に恵まれない時期が続いた。さまざまな思いを持っての復帰登板で、どのような投球を見せてくれるだろうか。一方、楽天の先発は涌井秀章投手。前回登板した10月28日の埼玉西武戦では、7回4失点の粘投も、4敗目を喫している。自身3度目の最多勝のタイトルに向け12勝目をつかみ、1勝差で追るライバルを突き放したい。

 打線では、両チームのルーキーに注目。オリックスでは、ドラフト2位ルーキーの紅林弘太郎選手が初の一軍帯同中。3日の試合では、「8番・遊撃」でプロ初スタメンを迎えると、楽天・則本昂大投手から初打席初安打を放ち、鮮烈な印象を残した。楽天では、ドラ1ルーキーの小深田大翔選手に期待したい。3日の試合では、3号ソロを含む2安打1盗塁の活躍で気を吐いた。新人王の有力候補にも挙げられている小深田選手が、「2.5」ゲーム差に広がった2位浮上への原動力となりたいところだ。
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