ノーボギーの古江彩佳 好機到来の66

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【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

 パッティングが好転。古江彩佳が66をマーク、2位タイでホールアウトした。ノーボギーのラウンドは同じスコアでも格別の意味合いがある。

 3番、残り115ヤードの第3打をPWで、あわやイーグルのシーン。30センチにつけ、楽々とバーディーを奪う。ショットの精度が抜群で、「チャンスをきっちりと決めることができた。とてもリズムがいいラウンド」と、鈴木愛同様にパッティングがいかに重要かを改めてかみしめている。

 今季の5戦、トップ10フィニッシュは1度だけだ。「ここまでを振り返ってみると、ショットは安定していると思います。あとはパッティングが決まれば、と考えていた」という。さらに、「ショートすることはあっても、タッチに問題があったわけではない。ラインがひと筋違う。入りそうで入らない、本当に歯がゆかったです。それだけに、今日はよく入ってくれました」。満足そうに何度もうなずいた。

 昨年、富士通レディースでアマチュア優勝を果たした。最終プロテストが免除となり、プロ初Vが待たれるルーキーの1人だ。「試合へ出場するからには優勝を狙っている。でも、そればかりを考えすぎるとプレッシャーに変わってしまう。あすからも、伸び伸びとプレーしたいです」。控えめな口調でも闘志がたぎっていた。 (鈴木 孝之)
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