サイペイイン 運を味方に首位スタート

チーム・協会

【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

 2020-21年JLPGAツアー第6戦『デサントレディース東海クラシック』(優勝賞金1,440万円 賞金総額8,000万円)が9月18日、愛知・新南愛知カントリークラブ美浜コース(6,456ヤード/パー72)で開幕。絶好のコンディションに恵まれ、好スコアが続出した。第1日、7アンダーで首位に立ったのはサイペイイン。1打差の6アンダー、2位タイに藤田さいき、鈴木愛、古江彩佳、吉本ここねがつけた。日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯を制した永峰咲希は2アンダー、26位タイ。(天候:曇り 気温33.1℃ 風速:南3.1m/s)

 サイペイインが3年振りの単独首位発進。7バーディー、ノーボギーで自己ベストタイの65をマークした。好スタートの要因を「ティーショットが良く、パッティングのタッチが合っていた」と話した。

 10番スタートのこの日、13番で左から5.5メートルのバーディーパットを沈める。続く14番も7.5メートルを決めて、2連続バーディー。波に乗った。「運が良かった。同組の方のラインが参考になった」と離れ業の舞台裏を語っている。

 2011年からJLPGAツアーへ参戦。昨年はステップ・アップ・ツアーのパーセーブ率、平均バーディー数が1位になった。賞金ランキング2位の成績で今季、JLPGAツアー前半の出場権を獲得。持ち前の安定感は今季も健在で、ここまで予選落ちはない。好調をキープしている。「どちらかといえば、ショットメーカータイプです。あしたは風が吹くかもしれないので、よりコースマネジメントをしっかり行いたい」と気を引き締めた。

 一方で、「できれば、きょうが最終日だったらよかったですね…」とも。万事が控えめで明るい。なるほど、見えない運を手繰り寄せるわけだ。 (鈴木 孝之)
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