【ガンバ大阪】ルヴァンカップ 消化試合ではない湘南戦。若き力の台頭で勝って終わる

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【©GAMBA OSAKA】

2014シーズン以降、優勝を含めた3度の決勝を経験し、必ずノックアウトステージに進出してきたルヴァンカップ。しかし、コロナ禍で短期決戦となった今季、前節の大分戦でガンバのグループステージ敗退が決定した。
グループステージ最終節の湘南戦は形の上では消化試合。しかし、単なる公式戦の1試合ではない重みを持つことを指揮官と選手は感じている。
「普段あまり試合に出ていない選手が試合に出るが、彼らにとっては消化試合ではなくて色々なものを見せなければいけない試合。よりモチベーション高くやってくれると思う」と期待を寄せるのは宮本監督だ。夏場の過密日程ながら、大分戦では勝ち切るメンバーを起用。そんな指揮官は若手を含めた、試合に飢えている選手たちをピッチに送り出すことになる。
その中の一人が、昨夏ガンバに加わった高木である。チームのムードメーカーでもある高木にとっては、湘南戦で先発すれば待望のトップ初先発となる。
「チームとしては突破する可能性がないが、僕らにとっては消化試合は1試合もない。ルヴァンカップでは2試合で1勝もできていないので何とか湘南に勝って次につながるようにしたい」と意気込みを口にした高木だが、求められるのはチームの勝利につながる個人の結果。
トップとガンバ大阪U-23の双方が劇的に勝ち切った直後の試合だけに、ピッチに送り出される誰もが、意識高くプレーするはずだ。

【©J.LEAGUE】

既に敗退が決まっているガンバに対して、湘南は勝てばプライムステージ進出の可能性が残っている。リーグ戦では7敗を喫し、最下位の湘南だけに前節の大分戦同様、ターンオーバーで挑んでくる可能性もありそうだが、出番の少ない選手のモチベーションの高さはガンバ同様である。柏戦でプロ初先発を飾った畑や2種登録の田中ら勢いある相手はアグレッシブに迫ってくるはず。
もちろん、ガンバも走力ある湘南のスタイルに一歩も引くつもりはない。
大分戦で待望のトップ初先発を飾った松田は最終ラインでその力を見せるべく燃える一人である。
「湘南は走ってくるチーム。そこで走り負けず自分の持ち味を出したい」
攻守両面で若い力の台頭が待たれる湘南戦だが、宮本監督は17歳の飛び級ルーキー、唐山にも期待を寄せている。9日に行われたJ3沼津戦では唐山らしい抜け出しから見事な今季4点目をゲット。ガンバの未来を担う次世代のエース候補のトップデビューの有無にも注目だ。
リーグ戦では好調だが、若い力の台頭がさらにガンバを加速させる。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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