<国内男子ゴルフ>”行列”の弁護士も出演予定。小田孔明は、ユーチューブで何しようと!?

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【孔明(左)のグアム合宿には、亀田兄弟の件が落ち着き次第、合流…! 北村晴男弁護士(中)と長男でプロの晃一(右)】

■国内男子ゴルフ / 昨年、動画チャンネルを開設した14年の賞金王・小田孔明。オフ合宿に出発前の本人を直撃。ユーチューブを通して”何しようと”か。聞いてみた<視聴編>


動画チャンネル「孔明YOUTUBEで何しようと!?」を開設したのは昨年6月。登録者数は1月末時点で11000人を越えた。その内容は、やっぱりゴルフシーンが多いが、でも「ゴルフだけじゃない」と、孔明。

タイトルにある「何(なん)しようと!?」は、地元福岡の博多弁。標準語では「何をしているの?」という意味になるが、実際の使用用途は幅広いらしい。
たとえば久しぶりに出会った人に「元気〜?」と尋ねるかわりに「何しようと?」。凡ミスをした人に向かって「おいおい、大丈夫か」と、ツッコむかわりに「何しようと?」等々…なんにでも応用が効くといい「福岡では挨拶がわりの便利な方言」。
それをタイトルにつけた思いについても「プロゴルファーは普段、何をしているの、という意味での『何しようと?』であり、ゴルフ界これからどうすんの、と自問自答する気持ちの『何しようと?』であり、さまざま」と、説明。

「ゴルフって、まだまだ堅苦しいイメージがある。試合中は、みな真剣だし、僕なんか特に、ラウンド中は怖いとか、ぶすっとしているといわれているのも知っているし、だからプロゴルファーって、普段はこんなに楽しいんだよ、って。ゴルフだけはなく、プライベートなあれこれを動画で知ってもらうことで、親しみを持ってもらいたくて始めた」という。

近頃では、佐賀県出身のユーチューバー「よーらい」さんたちが配信する超人気の釣り動画「釣りよかでしょう(通称:釣りよか)」と、コラボ。
釣り好きの孔明と、ゴルフ好きの「よーらい」さんの「ゴルフも釣りも一緒に盛り上げよう」との思いが合致。
互いの動画に”友情出演”することで、双方でのファン層拡大を模索しているという。

今年の改選で、7年連続7度目の選手会理事に再選した孔明。前・選手会長の石川遼は、今年は副会長とPR担当の兼任を表明するなど引き続き、意気込みを見せている。
「僕も遼と同じ思い」と孔明も理事として、宣伝に貢献したい気持ちが大きい。
「様々な分野の人たちと協力しあって互いにウィン・ウィンの関係を築ければ。ひとつの案ですけど、人気ユーチューバーのみなさんにトーナメントのプロアマ戦に出てもらって、その様子を動画で流してもらうとか。ものすごい数の視聴者をもっている方々ですから。ゴルフを知らなかった人たちが、その動画を通じて興味を持って、試合を見に来てくれたり、スポンサーしてやろうと言ってくださる会社も出てくるかもしれない。そういうところからもファン開拓の道はあるんじゃないか…」。

屈強な風貌に、格闘家と見間違われることもある。一見、こわもてだが後輩たちの面倒見もよく、自分のことはさておき、他人に身を砕く心優しき男。「これでもゴルフ界のこと、めっちゃ考えているんですよ…!!」。
ユーチューバーとしての成功と共に”本業”での復活も危急の課題だ。
2014年に賞金王に輝いたが、その翌年から5年も勝ち星に見放されたまま。
「まずは結果を残さんと…。後輩たちにもいろいろ言えない。今年は相当、気合入ってます」。

先月31日から出発したグアムキャンプには、合宿メンバーの北村晃一のお父さんで弁護士の晴男氏も、いま抱える大事な案件が落ち着き次第、合流する予定だ。
「お父さんも息子に似て負けず嫌い。僕らプロゴルファーにも、ものすごいライバル心を燃やしてくる」と笑い、「そんな合宿の楽しい様子もユーチューブで紹介していきたいと思っています」というから、新たなチャンネル登録者の”行列”必至…??
ゴルフ愛がいっぱい詰まった「孔明チャンネル」のその後の展開が楽しみだ。

<小田孔明>
1978年6月7日生まれの41歳、福岡県出身。名前の由来は三国志の諸葛孔明。父・憲翁さんの手ほどきで7歳からゴルフを始め、00年にプロ転向。07年に初シード入り。08年の初優勝(カシオワールドオープン)を契機に8勝を重ね、14年に賞金王に。今年は同年以来のツアー9勝目が使命。
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