今年も未来の活躍馬を送り出せるか? 日経新春杯を展望する
【2019/5/4 京都11R 京都新聞杯(G2) 1着 12番 レッドジェニアル】
人気別成績
■表1 【人気別成績】
年齢別成績
■表2 【年齢別成績】
ハンデ別成績
■表3 【ハンデ別成績】
種牡馬別成績
■表4 【種牡馬別成績 ※好走例のある種牡馬のみ】
前走クラス別成績
■表5 【前走クラス別成績】
前走G2・G3出走馬の各種データ
■表6 【前走G2・G3出走馬の各種データ】
前走G1出走馬のタイム差別成績
■表7 【前走G1出走馬のタイム差別成績】
なお、11年3着のローズキングダムは今回の集計対象から外している。というのも、前走となるはずだった有馬記念は出走取消。実際に走ったジャパンCは降着に伴う繰り上がり1着と、複雑な事情を抱えているからだ。
【結論】
前走G1組で目につくのがレッドジェニアルだ。前走の菊花賞(6着)におけるタイム差は0.6秒で、表7で確認した好走圏内をしっかりキープ。ほかにも、牡馬のハンデ56キロ、4歳馬、父キングカメハメハと、好走率の高い要素が見事に揃う。京都新聞杯以来の重賞2勝目に向けて視界は良好といったところか。
前走G2・G3組は、その前走で1〜5番人気かつ1〜5着が目安だった。これに合致する馬として挙げられるのが、アルゼンチン共和国杯で1番人気3着だったアフリカンゴールド。牡馬(セン馬)のハンデ55キロ、5歳馬、父ステイゴールドと、この馬も致命的な弱点は見当たらない。前走の中日新聞杯で重賞初制覇を飾ったサトノガーネットは、当時が8番人気だったことが割引材料となる。この点を除くと、牝馬のハンデ55キロには好走例があるし、5歳馬、父ディープインパクトというのは悪くない。
前走条件戦組も侮れない存在。前走1着は絶対条件で、今年これを満たすのは比叡S1着のレッドレオンだけとなる。前走1番人気ならよりよかったが、牡馬のハンデ54キロ、5歳馬、父ディープインパクトと、この馬もデータ的には有望だ。
1977年熊本県生まれ。上智大学文学部卒業後、出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。「競馬最強の法則」「サラブレ」「優駿」などへ寄稿するほか、出版社勤務時代を含めて制作に関わった競馬書籍は多数。馬券は単勝派だが、焼肉はタン塩派というわけではない。メインの競馬のほか、サッカーでも密かに活動中。
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