18番とタータンチェック 渋野日向子のなぜ?

チーム・協会

【<Photo:Matt Roberts/Getty Images>】

TOTOジャパンクラシック 瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)第2日

 今大会の18番。渋野日向子が、バーディー奪取宣言をする−パー5だ。しかし、気迫をみなぎらせても、結果が吉とは出ない。

 この日、第3打は76ヤード。絶好のポジションから放たれたボールは、バックスピンがかかり、10メートル以上も戻ってしまう。「ピンより手前では、戻ってくることがわかっていたのに。もっと、攻めていきたかった」と唇をかんだ。それでも、「3パットしなくて良かった」とパーセーブの内容に、うまく気持ちの折り合いをつけた。

 1番で、バーディースタート。ところが、実情は違う。「どこからか、わからないけど、ショットで違和感が。打つことが少し怖くなった」とため息をつく。その日の課題は、その日の内に解消するスタイル。「しっかり練習して、違和感をなくしたい」と必死にドライビングレンジで打ち込みをスタートした。

 首位とは6打差が。それでも、優勝を目指すことに変わりはない。「ハイスコアを出せば、チャンスがある。出だしから攻めて、しっかりとバーディーをとりたい」と、いつもの闘志が宿る。

 季節が変わっている。このシーズン、いたるところで目につくのは、オータムチェックだろう。「秋物のウェアが届いて、びっくり。みなさんから、かわいいって言われそうかなぁ。このウェア、たくさん売れたらいいな」。そんな願いを込めて、シブコスタイルも移り変わる。タータンチェックは、英国伝統。全英女子オープンの最終日のミラクルチャージを連想してしまう。ひょっとしたら…。(中山 亜子)
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