【サーフィン】ISA世界ジュニアサーフィン選手権、カリフォルニアで開幕

チーム・協会

【ISA / Sean Evans】

現地時間10月26日、カリフォルニアのハンティントンビーチで『2019 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』が開幕した。この世界ジュニア選手権には、44カ国から18歳以下の選手が計343名参加。暫定的ながら2020年の五輪出場権を獲得している日本の松田詩野とペルーのダニエラ・ローザスも出場する。

初日はオープニングセレモニーだけが行われ、コンテストはオフ。各国の選手が国旗を掲げてユニフォームや民族衣装などでハンティントンビーチのメインストリートを練り歩く「パレード・オブ・ネイションズ」から始まり、開幕式ではアメリカ国歌斉唱、ISA独特の儀式である各国から持ち寄った海の砂を一つの箱におさめる「サンド・オブ・ザ・ワールドセレモニー」、関係者の挨拶などが行われて終了した。

サンド・オブ・ザ・ワールドセレモニーで、日本代表チームからは、松田誌野が砂をおさめ、2018年大会の金メダリスト上山キアヌ久里朱が旗手を務めた。

開幕式 【Photo: ISA / Sean Evans】

上山キアヌ久里朱(左)と松田詩野(右) 【PHOTO: ISA / Ben Reed】

ハンティントンビーチのメインストリートでのパレード 【Photo: ISA / Ben Reed】

日本代表「波乗りジャパン」 【PHOTO: ISA / Ben Reed】

ブラジル代表をガブリエルがサポート

今年は最高のコーチを得たブラジル代表 【Photo: ISA / Ben Reed】

WSLで2度のワールドタイトルを保持者であるブラジルのガブリエル・メディナが、妹のソフィア、そして将来のサーファー育成のために、ブラジル代表チームに参加。開幕式でも壇上にあがり、会場を沸かせていた。

昨年団体金メダルの日本代表は好調な滑り出し

2017年大会の金メダリスト 安室丈 【PHOTO: ISA / Sean Evans】

翌27日にはコンテストも始まり、試合のあった上山キアヌ久里朱・安室丈・金澤呂偉(U18)、 矢作紋乃丞(U16)、松田詩野・脇田紗良・野中美波(U18)は、全てメインラウンド2へ駒を進めている。

現地時間28日は、男女U16のメインラウンド1の残りヒートから実施予定で、岩見天獅・松原渚生・中塩佳那・松岡亜音・都築虹帆も登場する。

このISAワールドジュニアは、1980年のISAジュニア部門発足以来、数々のスター選手を輩出してきた。例えば、ISAジュニアの初代チャンピオンは伝説のサーファー、トム・カレン。他にも、歴代優勝者にはガブリエル・メディナやステファニー・ギルモアなどがおり、のちのWSLワールドチャンピオンも誕生した。

ISAはアマチュアサーフィンの団体であるが、プロ団体であるWSLのCTサーファーの多くが、このISAジュニアを通り抜けてきた。現在、唯一日本籍でCT参戦している五十嵐カノアも、2011年、2012年、2014年大会に出場経験がある。新たなサーフスターが誕生する可能性も大いにある本大会に要注目。

現地時間28日は、AM7時(日本時間 同日PM11時)ファーストコール。以下のISA公式イベントサイトよりライブ映像やライブスコアが確認できる。

金澤呂偉 【PHOTO: ISA / Ben Reed】

『2019 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』大会概要

名称:2019 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship
主催:国際サーフィン連盟(ISA)
期間:2019年10月26日(土)〜11月3日(日)
開催地:Huntington Beach,USA
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