【サーフィン】大原沙莉がボディボード(APB)年間チャンピオンに決定!サーフィン日本代表・大原洋人の姉

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【APB / Fronton King Pro】

現地時間10月16日、スペイン・カナリア諸島で開催されているボディボードの世界プロツアー「APBワールドツアー」の最終戦『Gran Canaria Fronton King』で、大原沙莉がワールドチャンピオンに決定した。鈴木彩加に続き、2年連続日本の選手がワールドタイトルを獲得した。

大原沙莉は、サーフィン日本代表として「ISAワールドサーフィンゲームス」に出場した大原洋人の姉。前回のポルトガル戦で優勝し、世界ランキング1位となっていた。
大原沙莉と、彼女の最大のライバルである鈴木彩加に、ワールドタイトルの可能性が残っている状況でこのスペイン戦を迎えた。

風が強く厳しいコンディションとなった大会3日目。準々決勝で大原沙莉はオーストリアのアレキサンドラ・リンダーと対戦するも、地元の声援を受けてアレキサンドラが圧勝。それでも大原沙莉にはまだワールドタイトルの可能性が残っていた。

対する鈴木彩加は、第4ヒートで4度のワールドチャンピオンであるイザベラ・ソウサ(ブラジル)と対戦。エル・フロントンのレフトの波で、エアリバースにチャレンジするもコンプリートできず敗退。これにより鈴木彩加の2年連続タイトル獲得の望みは消え、大原沙莉のワールドチャンピオンが確定した。

Photo: APB / Fronton King Pro 【THE SURF NEWS】

大原沙莉インタビュー(抜粋)

「鈴木彩加は私の親友です。彼女は、ツアーに参加している唯一の日本人であり、同時に私たちはライバルでもあります。昨年彼女が優勝したとき、私は本当に幸せでしたが、世界タイトルを獲得した最初の日本人になれなかったことを少し悲しくも思いました。今年は自分のことだけを考えていました。私たちは常にお互いを刺激しあい、一生懸命トレーニングしているので、私たちはうまくいきます。」

「正直、今年は世界タイトルを勝ち取れるか最後まで分からず、ホッとできる間がありませんでした。ポルトガルで優勝した後も、皆は“私が世界タイトルを獲得する”と言い始めたけど、私自身はまだそうは思えなかった。最後まで何が起こるかわからなったし、ただただ最善を尽くしたかった。最後の瞬間は、観客の一人として何が起こるかを見ていました。そして、最後にこの時が訪れたのです。」

「今年、私にとって変わったことがたくさんあります。まず、スポンサーをプライドに変更しました。プライドのボードは信じられないくらい良かった。それから、バリで行われたライアンハーディコーチングキャンプにも行き、わずか3日間だったけど、私にとって大きな違いがありました。」

また彼女は自身のインスタグラムで「ワールドチャンピオンになる事ができました!今まで長い間チャンピオンのチャンスを逃し続けてきましたが、今年やっと掴み取る事ができました。掴んでみて初めて、これは私1人で成し得たものではなく、私をいつもサポートしてくださっているスポンサーの皆さん、家族や彼氏と友達の後押し、そしていつも応援してくれる皆さんのおかげだと感じる事ができました。皆さんに感謝しています!本当にありがとうございました!日本にトロフィーを持って帰るのが待ち遠しい!」とコメントしている。
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