【J1リーグ第28節 C大阪 vs 鹿島】相手は2位・鹿島。難関を乗り越え、リーグ戦6連勝で、さらなる上昇気流へ

セレッソ大阪
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【©CEREZO OSAKA】

リーグ戦7年半ぶりの勝利となった前節の大阪ダービーから1週間。再び舞台はヤンマースタジアム長居にて、今節、迎える相手は2位の鹿島アントラーズ。

リーグ戦5連勝と波に乗るセレッソの前に現れた、最大の難関と言っていいだろう。今季、鹿島はAFCチャンピオンズリーグ、J1リーグ戦、ルヴァンカップ、天皇杯と4つの大会を並行して戦い、ACLこそアウェイゴールの差により準々決勝で敗退したが、国内3冠の可能性を残している。昨季は同じ立場でシーズンに挑んだセレッソとしては、その大変さは十分に理解しているだけに、素直にリスペクトの気持ちが湧くことは確か。

ただし、そういった誰もが認める強敵だからこそ、「勝ったときのメリットも大きい」(ロティーナ監督)。ここで鹿島を破ってリーグ戦6連勝を達成できれば、残りのシーズン、より弾みが付くことは間違いない。そして、そのための準備も着々と進めている。今週は、5日間の練習の内、3日間が非公開。公開日の2日間は戦術的なメニューはほぼなく、手の内を明かさず、鹿島対策を進めてきた。

選手たちの表情からは、今節に臨む上での特別な高揚感というよりも、地に足の付いた自信、落ち着きが感じられる。宿敵・ガンバ大阪を破っての5連勝にも、浮かれた様子は見られない。前節、試合を決定付ける3点目を決めた水沼宏太は、「いまは、勝つために何ができるか選手一人ひとりが考えながらプレーできている。いつもどおり、自分たちが準備したことをピッチで表現することが一番」と話し、“継続”する大切さを説く。

チームをオーガナイズする藤田直之も、「いま、僕たちは、やっていることが形になってきているので、それをしっかり出せれば、十分に勝機はある。決めるべきところで決めて、体を張るところで張って、無駄なファウルはしない、という、いままでやってきたことをしっかりできれば、勝てると思う」と今節を見据える。

9月は、前回対戦時は勝てなかった川崎フロンターレ、浦和レッズ 、ガンバ大阪を立て続けに破り、チームの成長を結果で示してみせた。もっとも、ここで歩みを止めるつもりはない。前節、リーグ戦では第8節の清水エスパルス戦以来の先発となったソウザは話す。「仲間がケガしたことは悲しいけど、サッカーにケガは付きモノ。自分も試合に出るための準備はしていた。彼(レアンドロ デサバト)のためにも戦う。チームの調子はいいので、さらに上位を目指していきたい」。

前半は素晴らしい内容を披露した一方で得点が奪えず、後半、PKと自分たちのミスから2失点を喫して敗れた鹿島との前回対戦時は、今季これまでの敗戦の中でも、最も悔しかった試合の一つ。今節も1点を争う競った展開になると思われるが、チーム状態が上がってきたいまこそ、ホームで鹿島の壁を乗り越え、リーグ戦6連勝を果たし、さらなる上昇気流に乗っていきたい。(文=小田尚史)
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