ハイスコアの頂上決戦 12日、開幕

チーム・協会

【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

第52回日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 チェリーヒルズゴルフクラブ(兵庫県)

 開幕前日の11日、LPGA公式会見が開催された。異口同音、口にしたのが深いラフ。LPGA会長・小林浩美は、「これ以上は望めない、素晴らしいコンディションが整った。コースのスタッフの皆さま、ありがとうございます」と前置きし、「きょうのプロアマ大会でプレーしました。ラフがカベになっている。優勝は、フェアウェイを外さない精度。アプローチのテクニックがとても優れている選手です」と条件をあげた。

 そして、ハイスコアが予想される今大会について、「難しくするばかりがメジャーではありません。米ツアーでも、ハイスコアの戦いが増えているし、おもしろい。渋野日向子さんが優勝した全英女子オープンも、18アンダーでした。60台のスコアを4日間、連続するハイテクニックの攻防は、見応えがあると思います」。

 一方、コースセッティングを担当した岡本綾子は、「いつの間にか、優勝予想スコアは20アンダーになっていたけど、それは選手のいう目標スコアでしょう。各日、私が出るであろうと思うのは、4、5アンダーです。それも、ごくひと握りの選手。15アンダーを出せば、独走かもしれません」と解説した。

 また、「プロアマ大会の後、申ジエ選手に印象を聞いてみました。彼女は、フェアウェイが広い。芝の状態は申し分ない、と絶賛していた。確かに、その通りですね。ただ、こんなことも加えていた。フェアウェイをキープすればいい、というわけではない。フェアウェイにアンジュレーションがあり、ティーショットにとても気を遣う、と」。岡本スペシャルは、やはりすごかった。

 アジアナンバーワン決定戦は、ひと筋縄ではいきそうにない。実力と戦術眼に加え、強運までを要求される。だから、おもしろい。
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