<国内男子ゴルフ>大槻智春が2ホール連続イーグルを記録

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【連続イーグル賞!!】

■国内男子ゴルフ「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ(8月22日〜25日、北海道千歳市 ザ・ノースカントリーゴルフクラブ)」3日目3R

再出発の前に、思いがけないご褒美をもらった気分だ。プロ10年目の大槻智春が、インスタートの17、18番でツアー記録タイとなる2ホール連続イーグルを記録。
首位と6打差の6位タイに急浮上した。

今年からチャレンジホールとして改修された17番のパー4は実測280ヤード。「1Wで普通に打っても届く距離」と、右からの風に、持ち球のドローを乗せて、池越えのワンオンチャレンジ。
ピン左4メートルにみごと乗っけてチャンスを決めると次の18番パー5(560ヤード)は、右から15ヤードのバンカーショットをカップイン。

17、18番共に100万円(該当者均等割り)がかかった”連続イーグル賞”もいっぺんにさらって「自分としても、なかなかない。初めての経験。嬉しかった」と、気持ちよく折り返すと後半締めの8、9番でも連続バーディ締め。
8アンダーの64を出して、今季2勝目もにらめる位置まで一気に上昇してきた。

昨末に挑戦したアジアンツアーのQスクールで、資格の発生する6位に入り、先週もマレーシアに遠征してきたばかりだが、次週は日本を休んで、再びアジアの試合で2連戦。

日本ツアーはせっかく今週、1カ月半ぶりに再開したばかりだが「最終的に、自分がどこでやりたいかが大事だと思うので」。
ナショナルチームで活躍したジュニアのころから、世界で戦うのが夢だった。
日大同期で親友の小平智は、米制覇を契機にアメリカに乗り込んだが、挑む気持ちさえあれば世界進出のルートはどこにでもある。大槻は、今季5月の関西オープンでツアー初優勝を飾って複数年シードを得た時点で、今季のプランを決めていた。

共催試合が多いアジアンツアーでは、賞金ランク上位30人に欧州ツアーの資格が発生する。
今季はそこを目標に、めどがつくまで日本で高額賞金が続く秋も積極的に海外に出るという。
「今日はラッキーが2つもあり、明日優勝争いできるのもたまたま」。稼げるだけ稼いでおきたい再出発前に、思いがけず得た上昇のチャンス。
首位とは差があるが「明日も2イーグルが出せればいけるんじゃないですか?」。
幸運を生かして、今季2勝目を餞別にしたい。
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