斉藤裕子 吉兆の雨で圧巻

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【LPGA】

 2019年LPGAレジェンズツアー第2戦 『シブヤカップ』(賞金総額2,500万円、優勝賞金375万円)が21日、石川県金沢市・ゴルフ倶楽部金沢リンクス(5,771ヤード/パー72)で開幕。開幕戦の「ふくやカップマダムオープン」を制した斉藤裕子が、5アンダーで首位に立った。2位タイは3アンダーの肥後かおり、岡崎綾子。2アンダーの、4位タイで鎮西まゆみ、塩谷育代、村口史子が続く。(天候:曇り時々雨 気温:28.3℃ 風速:1.1 m/s)

 開幕戦を制した斉藤裕子が、連勝へ向けて最高のスタート。キーホールは、13番だった。ショットの精度が一変し、ピンに絡む。バーディーを奪うと、4連続バーディーの離れ業を披露した。後半、6ホールで5つスコアを伸ばした。圧巻の内容である。

 「前半、縦の距離が合わない。パッティングも打ち切れない。でも、後半は、ラインが読みやすかった。また、距離感をしっかり考えて打ったことも良かったのかもしれない。ティーショットが良かったし、第2打を良いライから狙えたことも、良かったポイントだと思う」と、好スコアの要因を解説した。

 この日は時折、強い雨が降るタフな状況。残りの2日間も、雨予報である。「今まで、LPGAツアーで2勝しているけど、どちらも天気は雨。結果はよくても、雨のラウンドは好きではない」と苦笑した。

 「当たり前のゴルフをする」というのが、斉藤のテーマ。「結果はどうなるかはわからないけど、ティーショットは中央に、そこからピンに寄せて、チャンスをつくる。そういうプレーがしたい」と真顔で話す。当然の必然は、基本をしっかりとみにつけていればこそ。世界挑戦を続けるレジェンドは、すべてがシンプルだ。
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