3x3女子日本代表:第4次強化合宿 開催報告「それぞれの経験を共有して合致していけば、もっと強いものができる」西岡里紗選手
【JBA】
「とてもエキサイティングで、見ていて楽しかったです」と感想を述べたトーステン・ロイブル ディレクターコーチ。昨夏より、アジア競技大会へ向けてU23世代のWリーグ選手が少しずつ3x3に挑戦しました。それ以外の多くの選手は今年3月に行われた合宿に招集され、はじめは半信半疑でのスタートだったのは否めません。あれから約半年が経ち、選手たちの成長を実感するロイブルコーチも「オリンピックに向けた選手選考は非常に難しいです。それだけ力が拮抗しており、実力がある選手たちが揃っている証拠です」と言い、順調に強化が進んでいます。
馬瓜ステファニー選手(トヨタ自動車アンテロープス) 【JBA】
馬瓜選手は昨年のアジア競技大会で5人制女子日本代表として参加。しかし、女子3x3日本代表にケガ人が出たことによって急きょロスター入りし、ほぼ練習しないまま大会に臨み、銅メダルを獲得しました。ひとつの大会で5人制と3x3の両方に出場し、メダルを獲得したのも馬瓜選手しかいません。今年も5人制女子日本代表候補に選出され、合宿にも参加していましたが、「もう自分の中では3x3でオリンピックを目指すと決めました」と宣言し、本腰を入れていきます。
三好南穂選手(トヨタ自動車アンテロープス) 【JBA】
現在国内ランキング1位(217,275ポイント)は西岡里紗選手(三菱電機コアラーズ)であり、世界ランキングは44位です。3x3アジアカップ後も3x3 U23ネーションズリーグに出場しながら、ポイントを稼いできました。西岡選手も今年3月から3x3を取り組みはじめた1人であり、「最初はルールや戦術自体が分からないことばかりでした。そこから数多く試合に出場する機会があり、ようやく戦い方も分かってきました」と急成長を見せています。
186cmと国内では大きな西岡選手ですが、3x3の国際大会でも「身長差はあまり感じることはないです」と存在感を発揮。しかし、ディフェンスでスイッチしたあとに「身長の低い選手をマークすることが5人制でもなかなかなかったので、そこが今の課題です」。個人のポイントを争う3x3ですが、3人の息の合ったプレーが重要です。「密なコミュニケーションを取っていけば、もっと良いディフェンスができるようになると思っています。選手それぞれが様々な大会に出場しているので、その経験を共有して合致していけば、もっと強いものができると思っています」と声を掛け合いながら、チームとしても格段に向上しています。
10月4日(金)より、彼女たちの主戦場であるWリーグが開幕します。すでにチーム練習ははじまっており、その合間を縫って3x3の感覚を忘れないように自主練習に励んでいます。大神雄子サポートコーチは選手たちに対し、「両方でトップパフォーマンスを発揮できるのはここにいるメンバーだけ。そこに誇りを持ってこれからも戦って欲しい」とエールを送り、本気でオリンピックを目指すにはどちらも欲張っていかなければなりません。
西岡里紗選手(三菱電機コアラーズ) 【JBA】
伊集 南 (G / デンソー アイリス)
篠崎 澪 (G / 富士通 レッドウェーブ)
内野 智香英 (G / 富士通 レッドウェーブ)
三好 南穂 (G / トヨタ自動車 アンテロープス)
田中 真美子 (C / 富士通 レッドウェーブ)
西岡 里紗 (C / 三菱電機 コアラーズ)
栗林 未和 (C / 富士通 レッドウェーブ)
宮下 希保 (F / アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス)
馬瓜 ステファニー (F / トヨタ自動車 アンテロープス)
山本 麻衣 (G / トヨタ自動車 アンテロープス)
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