【UFC】北京五輪金メダリストのヘンリー・セフードがバンタム級王者に! 2階級同時制覇達成!

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【Jeff Bottari/Zuffa LLC/UFC】

日本時間6月9日(日)、アメリカ・イリノイ州シカゴにあるユナイテッド・センターでUFC 238が開催され、メインイベントでバンタム級王座をかけてフライ級王者ヘンリー・セフードとマルロン・モラエスが対戦した。

挑戦者モラエスは序盤からローキックで王者セフードを攻め立てる。第1ラウンド中盤にかけてモラエスは自身の持ち味であるスピードを駆使しながらセフードを惑わし、コンビネーション技などを使って着実にダメージを与えることに成功。セフードはスタンスを変えるなどしてキックによるダメージをカバーしつつ、少しずつ相手との距離を図っていった。

第2ラウンドに入ってペースをつかみ始めたセフードはラウンド中盤に強烈なパンチやヒザ蹴りなどを炸裂させ、流れを自分のものにする。一方のモラエスも引き下がることはせず、セフードとの真っ向勝負を挑んでいった。

インターバルを経て迎えた第3ラウンドはモラエスがヘッドキックを狙うも、体力の消耗が著しく命中させることができない。対するセフードもクリンチを使うなどし、距離を詰めていく。モラエスをグラウンドに持ち込んだセフードはそこから一気にパンディングで攻め込み、エルボーをきっかけに緩んだガードの間からパンチを連発させると、10秒ほどを残して第3ラウンドでのTKO勝利を決めた。

【Jeff Bottari/Zuffa LLC/UFC】

【メインイベント】
バンタム級タイトルマッチ 5分5ラウンド
○ヘンリー・セフード vs. マルロン・モラエス●
3ラウンド(4分51秒)KO

ヘンリー・セフード


「マルロンは戦士だ。“ファイト・オブ・ザ・ナイト(敢闘試合賞)”のボーナスだって間違いないはずさ。自分はダブルチャンピオンじゃない。トリプルチャンピオンだ。オリンピック王者にフライ級王者、そしてこれでUFCバンタム級王者だ。このタイトルを手に入れたのは世界中でオレ一人。他の誰にもなし得ていない。俺のことが嫌いだろうと好いてくれていようと、俺こそがパウンド・フォー・パウンドのキングだ。チームのことを信じている。俺がここにいるのは彼らのおかげだ。今は休んで、今年末の試合に備えたい。“セフードの”階級で試合する。フライ級でもバンタム級でも、フェザー級でだって戦えるぞ。どの階級でもかかってこい」
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