【UFC】再び歩み始めた注目株 トレヴィン・ジャイルズがオクタゴンへ

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【Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images】

新進気鋭のファイターがオクタゴンで2回の一本勝ちを収めながらも、有望なキャリアをそこで一旦停止させてしまう。そんな状況を目にすることはまれだが、トレヴィン・ジャイルズがたどってきたのはまさにそういう道だ。

無敗のミドル級ファイターであるジャイルズは、2017年12月にアントニオ・ブラガ・ネトを破って以来、結婚や警察学校卒業など、オクタゴンの外での人生に集中してきた。法の番人としてのキャリアが始まった今、ジャイルズは再びケージへと戻り、肝の座ったベテランであるザック・カミングスと今週末に実施されるUFCファイトナイト・ロチェスターのプレリムで対戦する。

遠ざかっていた時間が勢いを削いだことは確かだが、26歳のジャイルズが広く開かれたミドル級のランキングにおいて期待できる存在であることも間違いない。UFCにたどり着く前、ジャイルズは現LFA王者のブレンダン・アレンやジ・アルティメット・ファイター(TUF)19出身のジョシュ・クラーク、ライアン・スパンに勝利した。

これらのパフォーマンスに続き、2017年にUFCデビューを果たしてからジェームズ・ボクノビックやブラガ・ネトを相手にフィニッシュを決めたジャイルズは、対カミングス戦で再び頂点を目指して歩み始めようとしている。

一方、34歳のカミングスは前戦でミドル級に階級を戻し、自身と同じくベテランのトレバー・スミスをユナニマス判定で退けて4戦3勝を記録した。用心深く、しぶといカミングスはジャイルズの復帰戦にとっては絶好のリトマス試験紙だ。そんな相手から12勝目を挙げることができれば、ミドル級トップまでの道がジャイルズの前にひらけるはずだ。
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