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2021年11月14日(日)

11R
2021年11月14日(日)
5回阪神4日
15:40発走

エリザベス女王杯 GI

芝・右 2200m 天気:
馬場:
3歳以上 オープン (国際) 牝 (指定) 定量 本賞金:10500、4200、2600、1600、1050万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 レイパパレ
1 2 クラヴェル
2 3 アカイトリノムスメ
2 4 イズジョーノキセキ
3 5 ステラリア
3 6 ランブリングアレー
4 7 シャムロックヒル
4 8 テルツェット
5 9 ウインマリリン
5 10 ムジカ
6 11 ソフトフルート
6 12 デゼル
7 13 リュヌルージュ
7 14 ロザムール
8 15 ウインキートス
8 16 アカイイト
8 17 コトブキテティス

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 3=1 3=9 3-2 3-15 1=9
綾恵 1=3 1=8 1-4 1-5 3=8
ナベ 5=1 5=6 5=3 5=4 5=9
たま 15=3 15=1 15=6 15=8 15=9

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はアカイトリノムスメ。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
春は桜花賞(G1)4着、オークス(G1)2着と涙を飲んだが、秋華賞(G1)を制してラスト1冠を奪取。好位の外から鮮やかに差し切る快勝で、阪神内回りコースも難なくクリアした。父ディープインパクト、母アパパネという3冠馬同士の配合で誕生した逸材がいよいよ本格化。古馬とは初対戦だが、斤量面のアドバンテージを生かせば戴冠は十分に可能だ。

対抗はレイパパレ。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.11.4
春の大阪杯(G1)で牡馬を一蹴。三冠馬コントレイルなどの現役トップクラスを相手に楽々と逃げ切り、デビューから一気の6連勝でG1タイトルを奪取した。その後2200Mで3、4着と連敗しており、距離の克服が課題だが、牝馬同士であれば当然有力。マイペースに持ち込んで押し切りを図りたい。

単穴はウインマリリン。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.10.7
前走・オールカマー(G2)を制して重賞3勝目。直線で前が開かず切り替えるロスがあったが、狭いところをこじ開けて力強く差し切った。4歳秋を迎え馬体がひと回り大きくなり、さらにパワーアップ。この中間に持病の肘の腫れが再発したが、うまく立て直して臨戦態勢は整った。中央G1・2連勝で勢いに乗る横山武騎手のエスコートで女王の座を狙う。

抑えはウインキートス。穴はクラヴェル。

今週のワンポイントアドバイス

頂点奪取、ウインキートス


今週からG1シリーズが再開。ホープフルS(12月28日)まで8週連続で開催される。まずは秋の最強女王決定戦。京都競馬場が改修工事中で今回も阪神競馬場で行われる。一番の注目は強力布陣の4歳勢VS秋華賞を勝ったアカイトリノムスメ。ハイレベルといわれている3歳世代のエースが古馬の分厚い壁を破れるか。過去10年のレースを参考に傾向を見てみたい。

連対馬は1−2、7−1、2−6、3−1、6−1、3−12、5−9、3−9、3−7、1−5番人気の組み合わせで決まった。上位1〜3番人気は5、2、4連対と胸を張れる成績とはいえず、6番人気以下から7頭が連対している。

馬連配当は
3 け た......2回
1000円台...2回
2000円台...2回
3000円台...1回
8000円台...1回
9000円台...1回
万 馬 券......1回

2016年に12番人気が2着に食い込んで1万3710円の万馬券決着。その後も8030円、9800円の高配当が出て、近年は波乱傾向を見せている。

一方、3着に4、5、5、6、4、2、3、1、1、3番人気が入った3連単配当は、9430円、5万円台、6万円台、1万円台、2万円台、15万円台、12万円台、5万円台、2万円台、2万円台。こちらは16年と17年に15万8930円、12万7540円と荒れたが、8回はほぼ平凡な結果となっている。ただ、6人気以下が2勝を含む7連対で、3着にも1頭が入線。いつ高配当が飛び出しても不思議ない状況が続いている。

連対馬20頭の前走着順は【6.5.4.1.3.1】(1〜5着、着外)。6着以下から連対したのは1頭だけ。前哨戦で掲示板を確保していることが連対への理想となっている。

ステップは府中牝馬S組が9連対でトップ。次いで、秋華賞組が5連対、オールカマー組3連対の順。最多連対の府中牝馬S組は5年連続連対中と好成績を残しているが、今年は2頭のみの参戦。他路線組からの食い込みが十分にある。

また、ローテーションは昨年ラッキーライラックが3カ月の休み明けで勝利を飾ったが、20頭中19頭は9〜10月に1度はレースに出走。近年G1は「ぶっつけ本番」でもしっかりと結果を出す傾向を見せているが、このレースでは休養明けは減点材料になっている。

年齢別は3〜7歳以上馬が6、9、4、1、0連対。連対率は15、15、7、7、0%。4歳馬が世代をリードし、連を外した年にも3着は確保。馬券圏から消えた年はない。

所属別(外国馬を除く)は、関東馬48頭と関西馬124頭で争い、4対15。連対率は8、12%。関西馬が圧倒的に強く、ここ5年は上位1〜3着を独占中。ただ、この秋のG1戦線を見ると、スプリンターズS(全馬関西馬)を除くと、アカイトリノムスメ(秋華賞)、タイトルホルダー(菊花賞)、エフフォーリア(天皇賞・秋)が優勝。関東馬は3勝、2着2回、3着1回と目を見張る大活躍を見せている。このレースでも西高東低にストップがかかっても驚けない。

今年は昨年に続いて阪神競馬場で行われるが、参考までに枠別の成績を見ると、
1枠【2.1.1.15】
2枠【2.1.1.16】
3枠【1.2.1.16】
4枠【0.0.3.17】
5枠【0.2.1.17】
6枠【2.1.2.15】
7枠【0.1.1.25】
8枠【3.2.0.23】
(1、2、3着、着外)

内の1〜4枠が5勝、2着4回、3着6回で、外の5〜8枠が5勝、2着6回、3着4回。優勝数がそれぞれ5回で、2、3着回数は10回と10回。内外による有利不利はないと見てよさそうだ。(たま)


◎......ウインキートスは今春に3勝クラスを勝利すると、昇級2戦目で目黒記念を2馬身差で圧勝。前走のオールカマーでも2着と地力を発揮した。昨年は牝馬3冠に出走できなかったが、4歳を迎えて素質が一気に開花。ゴールドシップ産駒の晩成馬が牝馬の頂点に立つ。

○......アカイトリノムスメは最後の1冠・秋華賞を制覇。春のクラシックは逃したが、ひと夏を越して確かな成長ぶりを見せた。母アパパネが果たせなかった夢の頂点レースV。勝てば管理する国枝栄調教師は史上初のJRA牝馬限定G1完全制覇。万全の態勢で送り出す。

▲......レイパパレは無傷の6連勝で春の大阪杯を制し、堂々とG1初戴冠。地力勝負のレース運びで後続を寄せ付けなかった。牝馬同士なら実力上位は明らか。ここ2戦の2200M戦で連敗しているが、距離は3度目。テン乗りのルメール騎手の手綱さばきに注目したい。

△1......ウインマリリンは昨年、0秒4差の4着。3歳馬ながら掲示板を確保した。今年は春に日経賞を勝ち、秋初戦の前走でもオールカマーを勝利とG2戦で2勝。この1年で大きく飛躍した。鞍上はG1・2連勝中の横山武騎手。ノリノリのコンビでタイトル奪取に臨む。

△2......テルツェットはここまで8戦して【6.0.1.1】。2走前のヴィクトリアマイルで初めて14着と大敗したが、スタートが良くなく、道中も力んで力を出し切れなかった。距離を伸ばしたクイーンSは馬群をさばいて快勝。発馬が五分なら好勝負に持ち込める。

△3......ランブリングアレーは前走のオールカマーで7着。4カ月半ぶり、前の止まらない不向きな展開でも大きく崩れなかった。休養前に中山牝馬Sを勝ち、ヴィクトリアマイル2着。今回はたたき2戦目で、鞍上も【2.2.0.1】と手の合う吉田隼騎手にスイッチ。大駆けに警戒したい。

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