今年の桜花賞(G1)3着馬。前々走・富士S(G2)はシーズンズギフトとの激しい先行争いにより共倒れとなったが、前走・オーロC(L)では2着に粘って巻き返しに成功した。フェアリーS(G3)勝ちなど中山マイルは(2.1.0.0)。軽快なスピードで2つ目のタイトルを狙う。

Mブエナビスタ(2勝クラス)、トルマリンS(3勝クラス)を連勝してオープン入り。もともと大崩れのないタイプだが、折り合いの心配がないマイルなら能力をフルに発揮できそうだ。連勝の勢いと軽ハンデを加味すれば重賞でもチャンスは十分。引き続き首位争いになっていい。

前走・富士S(G2)は12着。初の大敗となったが、序盤から行きたがって本来の力を出し切れなかった。今回の舞台はニュージーランドT(G2)2着など(1.1.2.0)の中山コース。牝馬限定の適鞍で改めて期待してみたい。

過去10年、連対馬は(3)(2)、(14)(4)、(1)(16)、(2)(3)、(9)(3)、(11)(16)、(1)(6)、(5)(3)、(5)(10)、(3)(2)番人気で決まった(2010〜14年はオープン特別、15、16年に重賞として行われ、17年からG3に昇格した)。

上位1〜3番人気は2、3、5連対とほめられた成績とはいえず、6番人気以下から2けた人気馬5頭を含む7頭が連に食い込んでいる。

馬連配当は
1000円台...4回
2000円台...1回
万馬券............5回

3けた配当に収まったことはないが、3000円未満の人気サイド配当が半数の5回。一方で、伏兵馬の台頭が珍しくなく、1万円台2回、2万、3万、5万円台の万馬券が出る大荒れ。堅いか、波乱かの両極端の結果が出ている。

また、3連単配当は1万、121万、37万、3万、23万、295万、1万、9万、69万、1万円台。こちらも295万馬券や121万馬券が飛び出す大波乱。ちなみに、3着は4、8、2、6、6、15、3、7、13、1番人気が入線している。

連対馬20頭のクラス別(着順)はG1(9、4、14、14、16、10、8、2、12、15着)組10頭、オープン特別(16、3着)組2頭、3勝クラス(5、8、10、2、14、1、2、1着)組8頭。G1組が半数を占めているが、下級条件の3勝クラス組もほぼ互角の8連対。ハンデ戦らしく格や前走着順に関係なく巻き返しが可能となっている。

ステップは秋華賞組が6連対でトップ。次いでユートピアS組4連対となっている。2路線が有力だが、今年は秋華賞組からただ1頭サンクテュエールが参戦している。

サンクテュエールはデビュー戦から芝1600メートルに照準を合わせて1、2、1着。3戦目は牡馬混合のシンザン記念Vだった。その後牝馬3冠ロードは6、13、16着と敗れているが、道悪や距離が合わず力を出し切れなかった。ベストの距離に戻り、ハンデも2勝を挙げている54キロ。復活Vに期待する。馬単は(11)←→(8)、(11)←→(2)、(11)←→(5)、(11)←→(14)、(11)←→(16)。3連単は(11)←→(8)から(2)(5)(14)(16)と、(11)←→(2)から(8)(5)(14)(16)への3着流し。