前走・日本ダービー(G1)は、不利と思われた大外枠から積極的に好位追走。粘る先行勢をゴール寸前で差し切り、世代の頂点に上り詰めた。夏を越して馬体はひと回り大きくなり、ここまで豊富な乗り込みを消化。ややズブい面はあるが、阪神外回りコースなら力を発揮できるだろう。さらなる飛躍を目指し、まずは始動戦を勝利で飾りたい。

前走・日本ダービー(G1)はハナを切って半馬身差の2着。直線ではあと一歩のところまで粘り、皐月賞馬の意地を見せた。逃げても番手からでも競馬が可能で、ここまで(3.2.1.0)と安定感は抜群。中間は古馬相手に先着するなど、こちらも順調に調整されてきた。気分良く運ぶことさえできれば、ダービー馬を完封する場面があっても驚けない。

青葉賞(G2)で2着に好走し、続く日本ダービー(G1)は0秒2差4着に健闘。前残りの流れで届かなかったものの、4角15番手からの猛追で非凡な末脚をアピールした。2400Mは4戦して2着3回と経験豊富。手頃な10頭立てなら、馬券からは外せない。

過去10年の連対馬は(1)(3)、(7)(3)、(2)(1)、(1)(2)、(1)(8)、(1)(7)、(1)(8)、(3)(1)、(1)(6)、(1)(2)番人気で決まった。

馬連配当は
3けた…………5回
1000円台…2回
2000円台…1回
3000円台…1回
5000円台…1回

1番人気は9連対と期待に応え、現在、8年連続連対中。1番人気の活躍でほぼ平穏に収まっている。

また、3着に2、5、5、3、2、2、9、7、4、3番人気が入った3連単配当は、3240円、13万円台、2570円、1430円、2万円台、1万円台、7万円台以下、2万円台、8010円、3180円。09年に13万馬券が飛び出したが、ほかは最高でも7万円台。大荒れは期待薄となっている。

ステップはダービー組が14連対と他路線を圧倒し、2連対でラジオNIKKEI賞組が続いている。ただ、ここ5年の複勝対象15頭を見てみると、1000〜1600万下から6頭が入線。ひと夏を越えて力を付けた上がり馬の食い込みが目立っている。


2冠取りを狙った前走のダービーでエポカドーロは半馬身差の2着。ゴール寸前でワグネリアンに差されたが、初の左回りで皐月賞馬の地力をアピールした。逃げなくても力を出せるタイプで、しぶった馬場もOK。ラスト1冠に向けて秋初戦を飾りたい。