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2017年10月29日(日)

11R
2017年10月29日(日)
4回東京9日
15:40発走

天皇賞(秋) GI

芝・左 2000m 天気:
馬場:
不良
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 本賞金:15000、6000、3800、2300、1500万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 サクラアンプルール
1 2 サトノクラウン
2 3 ネオリアリズム
2 4 リアルスティール
3 5 ヤマカツエース
3 6 ディサイファ
4 7 キタサンブラック
4 8 レインボーライン
5 9 ソウルスターリング
5 10 ミッキーロケット
6 11 ロードヴァンドール
6 12 ステファノス
7 13 グレーターロンドン
7 14 サトノアラジン
7 15 マカヒキ
8 16 カデナ
8 17 ワンアンドオンリー
8 18 シャケトラ

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 7=4 7=14 7-2 7-9 4=14
綾恵 4=7 4=2 4-9 4-12 7=2
山田 7=14 7=13 7=5 14=13 14=5 13=5
たま 4=2 4=14 4=7 4=9 4=17

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はキタサンブラック。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.58.8
今春は大阪杯(G1)を制すると、続く天皇賞・春(G1)では連覇を達成。06年のディープインパクトの記録を0秒9更新する驚異的なコースレコードでG1レース5勝目を飾った。その反動が出たのか、宝塚記念(G1)は9着に終わったが、夏場にじっくりと休養してリフレッシュ。復権に向けて入念に調整されてきた。今回も実績はダントツで、東京コースではジャパンC(G1)を制するなど4戦3勝。天皇賞春秋連覇を成し遂げ、改めて現役最強を証明する。

対抗はリアルスティール。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.58.4
前哨戦の毎日王冠(G2)は鼻出血明けで7カ月半ぶりの実戦だったが、鮮やかに差し切り勝ちを収め、上々のスタートを切った。昨年はドバイターフ(国際G1)を制し、当レースでは休み明けでモーリス(G1・6勝)の2着に好走するなど、能力は一級品。昨年より臨戦過程が良いだけに、国内G1初Vがあっても不思議はない。

単穴はサトノアラジン。

実績:
距離・コース:
順調度:
稍・1.58.9
休み明けの前走・毎日王冠(G2)は2着に敗れたものの、勝ち馬のリアルスティールとは僅かクビ差。最重量58キロを背負っていたことを考えれば、負けて強しと言える内容だった。今年6歳を迎え、春の安田記念で待望のG1初制覇を飾った晩成タイプ。距離延長が課題だが、完成期に入った今ならチャンスがある。

抑えはサトノクラウン。穴はソウルスターリング。

今週のワンポイントアドバイス

悲願の国内G1に王手、リアルスティール

近年にない豪華メンバーで争われる。年内3戦で引退を表明したG1レース5勝馬キタサンブラック、毎日王冠で復活したリアルスティール、今年のオークス馬ソウルスターリングなどG1ウイナー8頭(海外G1を含む)を含む18頭が集結。数々の名勝負が行われてきた秋の東京の頂上決戦で今年はどんなドラマが待っているのか。過去10年のレースから傾向を探ってみたい。

過去10年、連対馬は1-7、1-2、5-7、1-4、7-2、5-1、5-1、5-2、1-10、1-7番人気の組み合わせで決まった。

1番人気は7連対(5勝2着2回)と期待に応えているものの、2、3番人気は3、0連対と絶不調。代わりに、7番人気以下から5頭の伏兵馬が連対している。

馬連配当は
3 け た……1回
1000円台…2回
2000円台…1回
3000円台…2回
4000円台…1回
7000円台…2回
万 馬 券……1回

2009年に5、7番人気の決着で1万6490円と荒れ、7000円台の高配当も2回。平均17.3頭立ての多頭数戦だけに、いつ波乱が起こっても不思議はない。

一方、3着に6、3、1、2、6、2、3、1、6、6番人気が入った3連単配当は、18万円台、3250円、10万円台、7480円、21万円台、3万円台、1万円台、2万円台、10万円台、3万円台。10万超の万馬券が4回も飛び出している。

ステップは毎日王冠組が9連対でトップ。宝塚記念組が5連対、2連対の札幌記念組の順。上記3組が連対馬の80%を占め、残る4頭は大阪杯、セントライト記念、京都大賞典、安田記念からの参戦だった。

また、連対馬20頭の前走成績は【6.6.2.6】(左から1、2、3着、着外)。20頭中14頭は前走で馬券圏内の3着に好走していた。

所属別は関東馬61頭、関西馬110頭、地方馬2頭で争って、6、14、0連対。連対率は10、13、0%。関西馬が他所属馬をリードしている。

枠別成績を見ると、
1枠(2.2.1.14)
2枠(2.1.0.17)
3枠(0.0.3.17)
4枠(2.3.2.13)
5枠(1.2.0.17)
6枠(2.0.1.17)
7枠(1.2.1.22)
8枠(0.0.2.26)
(1、2、3着、着外)

内の1〜4枠の合計12連対に対して、外の5〜8枠が8連対。スタート後直ぐに最初のコーナーを迎えるため、外枠は不利の数字が出ている。

年齢別は3〜7歳以上馬が2、10、7、0、1連対で、連対率は15、24、15、0、2%。6歳以上馬には厳しいデータとなっている。

性別は牡馬が161頭出走して15連対(連対率9%)、牝馬は12頭で5連対(同42%)。牝馬は連対数で牡馬に及ばないが、率で牡馬を大きく引き離している。今年、紅一点のソウルスターリングが参戦するが、ここまで3歳牝馬は、スティンガー4着(1999年)、ダンスインザムード2着(2004年)、オウケンサクラ4着(10年)の成績。ソウルスターリングが古馬に挑戦するが、Vなら史上初の快挙となる。


◎……リアルスティールは昨年、安田記念から直行してモーリスと1馬身半差の2着。万全とはいえない状態で連を確保した。海外ではドバイターフを勝っているが、国内では6戦して2着3回とG1制覇は悲願。昨年のうっ憤を晴らしてビッグタイトルを奪取する態勢は整った。

○……サトノクラウンは香港ヴァース、宝塚記念とG1レース2勝。過去2戦このレースで17、14着と敗れているが、2000Mが不向きとは思えない。東京は新馬、東京スポーツ杯2歳Sを連勝して、ダービー3着の舞台。鉄砲に不安はなく、今季の充実度なら◎を逆転しても不思議はない。

▲……秋始動の毎日王冠でサトノアラジンはクビ差の2着。4カ月の休み明け、勝ち馬より1キロ重い斤量を背負いながら、レース最速の上がりで鋭い伸びを見せつけた。ベストは1800Mだろうが、今の充実度なら距離1ハロン延長に問題はない。

△1……キタサンブラックは今春の大阪杯→天皇賞(春)と連覇したものの、前走の宝塚記念で9着。G1レース3戦をピークで走ることは至難ということを改めて思い知らされた。前走の敗因はハッキリしないが、今年最大の目標は有馬記念だろう。ここは引退へのたたき台と見て軽く扱いたい。

△2……前走の毎日王冠でワンアンドオンリーは0秒4差の7着。3戦連続の2けた着順にピリオドを打った。今回も横山典騎手が栗東に駆けつける熱心な調教。2走前から距離を短縮して、末脚を生かす競馬を試行中。「終わった」と決めつけるのは早計か。

△3……1番人気に推された毎日王冠でソウルスターリングはまさかの8着。休み明けでテンションが高く、直線の瞬発力勝負も向かなかった。休み明けをたたいて体調アップは確実で、前哨戦を負けて本番へ向かう方が戦いやすいはず。あとは牡馬一線級と3歳牝馬との体力差をどこまでカバーできるかだろう。

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