デビュー勝ち直後の前走・ホープフルS(G2)を快勝。クラシック候補のロードクエストを競り落とし、わずかキャリア2戦で一気に世代トップクラスの評価を獲得した。東京のデビュー戦では馬群を割り、インから抜け出したようにレースセンスも非凡。ラスト2ハロン11秒2-11秒3の流れを差し切った瞬発力も抜群で、潜在能力は計り知れない。無傷の3連勝でクラシックへ向けて弾みをつける。

前走・東京スポーツ杯2歳S(G3)を鮮やかな直線一気で制し、重賞初制覇。出色の上がり3F32秒9で豪快に差し切り、卓越した瞬発力を見せつけた。引き続き同舞台で再度、スローペースになりそうな組み合わせ。得意の決め手勝負になれば勝機は高まる。父ダノンシャンティ(NHKマイルC覇者)は10年の当レースでハナ差2着に入っており、血統的にも押さえておきたい。

前々走・葉牡丹賞の勝ちっぷりが秀逸。出遅れに加え、4角では外に膨れるロスがありながらケタ違いの豪脚で大外一気を決めた。前走・京成杯は3着に敗れたが、勝ち馬とは0秒2差。先行有利なスローペースの中、4角13番手の絶望的な位置から猛追したように素質の高さに疑いはない。現状は器用さに欠けるだけに、伸び伸び走れる広い東京で素質をフルに発揮できればチャンスがある。

過去10年、連対馬は(2)(1)、(1)(5)、(6)(5)、(1)(2)、(3)(2)、(3)(6)、(2)(1)、(4)(2)、(1)(3)、(3)(1)番人気で決まった。

馬連配当は
3けた…………5回
1000円台…3回
2000円台…1回
9000円台…1回

2008年に6番人気のショウナンアルバが勝利して9960円と荒れたが、9回は3000円未満で決着。高配当は望み薄となっている。

一方、3連単配当は1880円、3110円、75万円台、1万円台、6750円、3万円台、3790円、7万円台、3190円、1万円台。こちらは08年に75万馬券が飛び出して大荒れとなったが、半数の5回は4けた配当。基本的には平穏に収まる傾向を見せている。なお、3着は4、3、11、9、1、5、3、9、2、4番人気だった。

有力路線はラジオNIKKEI杯2歳S(現ホープフルS)組が4連対、3連対の朝日杯フューチュリティS組となっている。

キャリアは1〜7戦以上馬が1、2、7、6、3、1、0連対。連対率は20、9、23、19、23、9、0%。キャリア7戦以上馬の連対は見られない。


2勝馬3頭が駒を進めてきたが本命にスマートオーディンを推す。デビュー3戦芝1800メートルに的を絞り、2勝2着1回。勝ちを逃した萩Sは出遅れ、スローの流れと敗因ははっきりとしている。前走は内にササるなど若さを見せながらも上がり32秒9の末脚で、ラストは手綱を緩める余裕を見せた。重賞連覇でクラシック戦線に名乗りを上げる。

馬単は(1)←→(6)、(1)←→(10)、(1)←→(2)、(1)←→(9)。

3連単は(1)←→(6)から(10)(2)(9)と、(1)←→(10)から(6)(2)(9)への3着流し。