デビュー以来、掲示板を外したのは僅か1度。さらに目下2連勝中と、1年の休養を感じさせない堅実派だ。前走・清水S(1600万下)はメイケイペガスターら実績上位馬を相手に完勝。菊花賞6着の実績も示すとおり、地力の高さは証明済み。通算3勝を挙げている阪神へのコース替わりも好材料だろう。ハンデに恵まれ、重賞初制覇に期待がかかる。

一躍脚光を浴びる若き駿馬が初の重賞に挑む。前走・アイルランドT(オープン)は脅威の大逃げ。直線で斜行してなお3馬身半差の圧勝、無傷の5連勝を飾った。3走前には同じ阪神芝1800Mで、上がり3ハロン32秒台の優れた決め手を披露。ハンデ56キロと見込まれた分、2番手評価にとどめたが、未だ底を見せておらず楽しみが大きい。

世代トップ級を相手に皐月賞3着。のちのダービー馬・ワンアンドオンリーに先着した実力は一級品だ。芝1800Mは通算(2・1・0・0)のベスト距離。前走・カシオペアS(オープン)では初対戦の古馬を一蹴した。この中間も好調をキープ。当然、上位評価が必要だろう。

一昨年に開催時期が9月から12月に繰り下がり、距離も2000メートル→1800メートルに短縮された。また、今年からレース名が「朝日チャレンジC」から「チャレンジC」に変更された。

同条件で行われた過去2回、1〜3着に(6)(4)(13)、(1)(9)(6)番人気の順でゴールした。

馬連配当は7050円、7090円。昨年は1番人気が優勝したものの、2、3番人気がそろって連から消え、2年連続で高配当が出ている。

一方、3連単配当は90万1440円、11万9330円。こちらも伏兵馬の食い込みで荒れ模様となっている。

連対馬の前走は(スワンSG2・6着=福島記念G3・2着)、(八坂S1600万下・1着=福島記念G3・8着)。重賞組が3連対と格上の貫禄を見せているが、1600万下組からも1頭が連対している。

年齢別は3〜8歳以上馬0、1、2、0、0、1連対。連対率はそれぞれ0、20、22、0、0、25%。4、5、8歳馬が半数の4連対を果たしている

牡・セン馬VS牝馬は33頭と2頭で争い、連対数は3対1で、複勝数が4対2。一昨年に牝馬のショウリュウムーンが優勝し、昨年はハナズゴールが3着。わずか2頭の参戦でも牝馬は馬券圏内100%の活躍を見せている。

また、1〜3着馬のハンデを見てみると、(54、55、55キロ)(55、54、55キロ)の組み合わせで決着。中間ハンデを背負った馬が好成績を残している。トップハンデ馬はいずれも58キロで、2012年は11着、昨年が4、15着。ハンデ頭は苦戦している。

スマートレイアーの昨年秋華賞2着は、このメンバーに入れば威張れる成績だ。年明けを連勝でスタートして、その後は勝ち星に見放されているが、阪神は4戦全勝の舞台。得意のコースで1年を締めくくるチャンスだ。

馬単は(3)←→(11)、(3)←→(4)、(3)←→(8)、(3)←→(10)。

3連単は(3)←→(11)から(4)(8)(10)と、(3)←→(4)から(11)(8)(10)への3着流し。