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2014年5月25日(日)

11R
2014年5月25日(日)
2回東京10日
15:40発走

優駿牝馬 GI

芝・左 2400m 天気:
馬場:
サラ系3歳 オープン (国際) 牝 (指定) 定量 本賞金:9700、3900、2400、1500、970万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 ベッラレジーナ
1 2 ディルガ
2 3 マイネオーラム
2 4 ペイシャフェリス
3 5 バウンスシャッセ
3 6 パシフィックギャル
4 7 シャイニーガール
4 8 サングレアル
5 9 ヌーヴォレコルト
5 10 ハープスター
6 11 マーブルカテドラル
6 12 マイネグレヴィル
7 13 ニシノアカツキ
7 14 ブランネージュ
7 15 マジックタイム
8 16 クリスマス
8 17 フォーエバーモア
8 18 エリーザベスト

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 10=8 10=9 10-5 10-15 8=9
綾恵 10=9 10=15 10-8 10-12 9=15
山田 10=5 10=9 10=11 5=9 5=11 9=11
たま 5=10 5=8 5=14 5=15 5=17

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はハープスター。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
鮮やかな直線一気で桜花賞(G1)を制し、1冠目を獲得。世代トップクラスの瞬発力を誇り、昨夏の新潟2歳S(G3)では、のちの皐月賞馬イスラボニータを負かしている。折り合いの不安もなく、距離延長にはすんなり対応できるはず。ライバルのレッドリヴェール不在となれば2冠達成が濃厚だろう。

対抗はサングレアル。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
休養明けの前走・フローラS(G2)を快勝。レースレコードで見事に差し切り、非凡な能力を見せつけた。半姉に女傑ブエナビスタがいる良血馬で、まだ3戦のキャリアからも伸びしろ十分。小柄なタイプだけに再度の輸送は懸念材料だが、G1でも楽しみがある。

単穴はヌーヴォレコルト。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
チューリップ賞(G3)2着、桜花賞(G1)3着の実力馬。脚質に自在性があり、レース運びのうまさはメンバー屈指だ。使われつつ更に良化し、状態は今がピーク。連下には押さえておきたい。

抑えはマジックタイム。穴はバウンスシャッセ。

今週のワンポイントアドバイス

良馬場で反撃、バウンスシャッセ

東京の芝コースは前残りが目立つ馬場。牝馬クラシック第1弾の桜花賞を最後方から差し切ったハープスター1強ムードだが、74回の長い歴史の中で桜花賞、オークスを連覇した馬は13頭と少なく、栄冠へのハードルは高い。

桜花賞馬ハープスターは、一昨年のジェンティルドンナに続いて2冠を達成できるのか。過去10年のデータでレース傾向を見てみたい。

2009年を除く9回はフルゲートの18頭立て。連対馬は6-4、1-2、3-5、5-1、4-13、1-2、1-5、7-8、3-2、9-5番人気の組み合わせで決まった(10年は1着同着)。

上位1〜3番人気は4、3、2連対と不満の残る成績。代わりに、6番人気以下から13番人気を含む5頭が連に絡んでいる。

馬連配当は
3けた…………3回
1000円台…2回
4000円台…1回
万馬券…………4回

上位人気絡みで2000円未満の配当が5回ある一方で、万馬券も4回。堅いか、荒れるかの両極端に分かれている。

また、9回行われた3連単配当は、3330円、16万円台、5万円台、44万円台、2430円、(2万円台・2万円台)、54万円台、3万円台、15万円台。4けたの堅い配当も2回あるが、11年には54万馬券が飛び出し、10万超の高配当も3回出ている。ちなみに、3着は3、7、8、5、4、8、2、9、1番人気だった。

連対馬20頭中18頭は重賞からの臨戦で、2頭がオープン特別組。重賞以外からの参戦馬は苦戦している。

路線別(成績)は桜花賞組(7、5、2、4、14、4、8、2、1、2、1、1、2、10着)が14連対と他路線を圧倒。フローラS組(1、1、3、2着)4連対、1連対でスイートピーS組(1着)と忘れな草賞組(1着)が続いている。なお、最多連対の桜花賞組は10回中で8回で勝利を挙げ、11年以外は毎年連対を果たしている。

勝利数別は1〜4勝馬が、2、6、9、3連対。1勝馬でも連対可能だが、2頭はともに2着止まりだった。なお、優勝馬11頭の内訳は、2勝馬3頭、3勝6頭、4勝馬2頭となっている。

キャリアは2〜10戦以上馬が0、2、5、4、4、3、1、1、0連対。3〜9戦から連対馬が出ているが、今年は全馬がこの条件を満たしている。

関東馬は80頭出走して5連対(連対率6%)、関西馬が99頭15連対(同15%)。関西馬が関東馬を大きくリードしているが、ここ4年に限ると、関東馬が連を外したのは一昨年の1回だけ。近年は東西間格差はあまりないと見ていい。


◎……断然人気が予想されるハープスターは距離経験が1600Mまでで、大外から追い込む距離ロス。さらに桜花賞がクビ差勝ちで疲労蓄積の心配もある。
そこで本命にバウンスシャッセを指名する。前走の皐月賞は荒れた馬場に脚を取られ11着と敗れたが、3走前の寒竹賞は前日の中山金杯と0秒7差の2分0秒8で快勝。続くフラワーCでも後続を2馬身ちぎった。牝馬相手ではまだ底を見せておらず、距離延長も大歓迎だ。

○……相手はハープスター。先述したように課題も多いが、新潟2歳Sでマークした上がり32秒5、桜花賞の32秒9と別次元の末脚を駆使できるエンジンを秘めている。

▲……サングレアルはブエナビスタの半妹。血統的な魅力も見逃せないが、前走フローラS勝ちの2分0秒0は従来の記録を0秒2上回るレースレコードで、スピードの裏づけも十分にある。

△1……フォーエバーモアは前走の桜花賞で8着。ギクシャクした走りで、道中でも次々にこられて完全にリズムが壊れた。東京はクイーンCを含め2戦2勝。阪神ジュベナイルFでハープスターとクビ差の3着から、巻き返す力は十分ある。

△2……ブランネージュがデビューから9戦で馬券圏から消えたのは3走前のチューリップ賞だけ。前走のフローラSでもいったん抜け出す構えを見せたが、切れ味の差でアタマ差2着に涙を飲んだ。有力馬が後方でけん制し合うような流れになれば、なだれ込める。

△3……マジックタイムは前走のフローラSは0秒3差の6着。騎乗予定だった後藤騎手の落馬負傷で杉原騎手にスイッチしたのは痛かった。距離延長はプラスで東京コースも魅力。不利のあったクイーンC(2着)だけ走れば好勝負になる。

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