目下3連勝と好調。とりわけ前走(1000万下)は、好位の外から他馬をねじ伏せる好内容だった。ディープインパクト産駒の良血だけに、勢いに乗って一気のオープン入りも。

競走中止の前々走を除き、最近5戦で3勝。もともと素質は高かったが、キャリアを重ねて勝負強さが増した。準オープンでも好走歴があり、昇級しても狙いが立つ。

同条件で行われた過去5回、連対馬は4-1、1-3、3-2、9-1、1-5番人気で決まった。1番人気は4連対と人気に応えているが、2、3番人気が1、2連対とやや不振。ただ、上位3番人気がそろって連を外した年はなく、伏兵馬の連対は9番人気1頭だけとなっている。

馬連配当は1000円、960円、1420円、3430円、1900円。上位人気馬の活躍でほぼ平穏に収まっている。

しかし、3着には10、2、7、6、15番人気が入線。3連単配当は5万4970円、6400円、5万2640円、7万380円、21万2350円と、5回中4回は5万円超の高配当で決着している。

前走クラス別(着順)は、重賞組2頭(13、10着)、準オープン組6頭(2、3、4、3、7、11着)、1000万下組2頭(1、1着)。重賞組は前走2けた着順からでも巻き返し可能だが、準オープン組は4着以内、1000万下組は1着が連対への理想となっている。

年齢別は3〜7歳以上馬が0、7、2、1、0連対。連対率は0、41、8、9、0%。4歳馬が他世代を圧倒している。

また、東西対決は関東馬が59頭出走して9連対(連対率15%)、関西馬は8頭で1連対(同13%)。連対数で関東馬が関西馬を圧倒しているが、率では大きな差はない。

性別は牡・せん馬53頭と牝馬14頭で争い、9対1。率は17%と7%。牝馬は連対数で見劣る。


◎……エックスマークは休養明けの前走で降級戦を快勝。クビ差だったが、その差以上に強いレース内容だった。今春の準オープンで0秒2差、0秒3差の実力馬。準オープン入りするが、昇級は形だけ。初戦から首位争いは必至と見た。

○……ダイワズームは昇級戦の前走・佐渡Sで6着。馬体はできていたが、いつのもような元気がなく、道中の位置取りも後方だった。今回は4勝中3勝を挙げている右回りで、舞台も得意の中山。2000Mにも勝ち星がある。

▲……前走のタイタンは直線で前が壁になり、十分に追えず。進路が開いてから伸びていただけに惜しいレースだった。器用に立ち回れるタイプではないが、決め手上位は明らか。スムーズな競馬で反撃する。

△1……ディサイファは現在、3連勝中。中でも前走の昇級戦は2番手から正攻法のレースで鮮やかに差し切った。準オープンに昇格するが、全4勝を1800〜2000M戦で挙げている中距離巧者。上がり馬の勢いを警戒したい。

△2……前走のマイネルメダリストは久々の分だけ直線で伸びを欠いた。2000Mに勝ち星はないが、良績のある中山に替わるのは好材料。上昇の見込めるローテーションで、勝利も十分期待できる。