前走の大阪杯(G2)で重賞初制覇。G1馬が3頭と強力なメンバー構成だったが、大外から一気の末脚で差し切ってしまった。その後もデキ落ちは見られず、中間の動きは軽快そのもの。目標にしていた安田記念は除外となったが、順調さを欠くこのメンバーが相手なら、連勝の期待も十分とみる。

一昨年、昨年の有馬記念(G1)で3着に入った実力馬。前々走の日経新春杯(G2)ではレースレコードで快勝し、圧倒的1番人気に応えてみせた。前走の中山記念(G2)は10着と案外な成績に終わったものの、3勝の実績を持つ阪神コースでの巻き返しを期待してみたい。

昨年の宝塚記念(G1)を勝つなど、重賞5勝の実績は今回のメンバーで最上位。前走の大阪杯(G2)は6着に敗れたが、久々の競馬だったため、同情の余地はあるだろう。当馬も阪神コースは(3・0・2・1)と得意舞台。馬券には加えておきたい一頭だ。

昨年までは12月の阪神で開催されていたが、今年からこの時期に移行して施行される。日程変更でステップレースなど参考とならないものもあるが、ここでは別定戦で行われた07〜11年のレースを対象にして傾向を見てみたい。

過去5回、連対馬は(8)(3)、(1)(3)、(7)(4)、(2)(1)、(4)(6)番人気の組み合わせで決まった。1〜3番人気は2、1、2連対とまずまずの成績だが、6番人気以下からも3頭の伏兵馬が連に絡んでいる。

馬連配当は6410円、760円、6580円、650円、3940円。万馬券が飛び出すなどの波乱は見られないが、5回中3回が3000円以上の配当で、荒れる要素も抱えている。また、3連単配当は3着同着の07年が12万4220円と10万2930円の高配当で、その後4回は4万8770円、6万260円、5660円、2万7480円。一昨年は4けた配当で堅く収まったが、全体としては波乱含みの傾向を見せている。ちなみに3着には(5、4)、13、2、4、1番人気が入線している。


宝塚記念連覇を目指して始動した前走の大阪杯で、アーネストリーは6着。控える競馬を試みたが久々の影響か、いつもの切れ味が見られなかった。重賞5勝の実績はこのメンバーでは断然。春のグランプリ連覇のためにもこのG3戦は負けられない。

馬単は(1)←→(8)、(1)←→(6)、(1)←→(10)、(1)←→(3)。

3連単は(1)←→(8)から(6)(10)(3)と、(1)←→(6)から(8)(10)(3)への3着流し。