前走の札幌2歳S(G3)を好時計で快勝。好位のインでしっかり折り合って直線に入ると、豪快に弾けて勝負を決めた。レースセンスが良く、瞬発力も非凡。ここへ向けて順調に調整され、休み明けでもコンディションは良好。かなりの評判馬がそろったが、このメンバーでも素質は上位とみる。

同厩のコディーノに引けを取らない好素材。人気に推された前走・百日草特別(500万下)は、外を回って豪快に突き抜けた。叔父にグラスワンダー(有馬記念2勝など)がおり、血統背景のスケールも大きい。今回も速い先行型は不在で瞬発力勝負が濃厚。再度決め手比べなら好勝負になりそうだ。

前走はスタートで出遅れながら、鮮やかな直線一気を披露。まだ未勝利を勝ち上がったばかりだが、潜在能力はかなり高そうだ。兄姉4頭がすべて勝ち上がっており、姉アプリコットフィズと兄クレスコグランドは重賞勝ち馬。血統的にも追いかける価値がある。

来春のクラシックにつながる登竜門。昨年の優勝馬ディープブリランテは、皐月賞3着からダービー制覇を果たしている。

過去10年、連対馬は(1)(3)、(1)(6)、(5)(2)、(1)(5)、(1)(4)、(9)(3)、(9)(1)、(1)(3)、(1)(3)、(1)(10)番人気の組み合わせで決まった(02年は中山競馬)。1番人気は7勝2着1回と期待に応えているが、2、3番人気が1、4連対とひと息の成績。ただ、伏兵馬の連対も6、9、10番人気の1、2、1連対と少ない。

馬連配当は
3けた…………1回
1000円台…4回
2000円台…2回
3000円台…1回
5000円台…2回
(02年は枠連)

最高配当は1、10番人気で決着した昨年の5970円。キャリアの浅い2歳戦でも波乱度は低い。しかし、最近5回の3連単配当を見ると、14万6220円、8万1640円、5万2820円、5万30円、52万5650円。こちらはすべて5万以上の高配当となっている。

前走成績は1着16頭、2着2頭、4着2頭。連対馬の18頭までが1、2着馬で、3着をみても10頭中9頭が連対馬だった。前走で掲示板を外した馬の巻き返しは見られない。

路線別はいちょうS組が3連対でトップ。2連対で萩S組、きんもくせい特別組などが続いている。


前走のいちょうSでサトノノブレスはクビ差2着に惜敗。直線で窮屈なところに入り、追い出しが遅れたのが痛かった。本番と同じ舞台を経験したアドバンテージは大きく、スムーズな競馬ができれば33秒台の末脚が爆発する。

馬単は(5)←→(9)、(5)←→(1)、(5)←→(15)、(5)←→(13)、(5)←→(10)。

3連単は(5)←→(9)から(1)(15)(13)(10)と、(5)←→(1)から(9)(15)(13)(10)への3着流し。