前走の六甲S(OP)は中団で折り合って運ぶと,直線で外から豪快に差し切って快勝。近走は包まれて脚を余すレースを続けていたが,スムーズなら,あれくらいやれて当然なのだろう。昨年の当レースでは,勝ち馬・スーパーホーネットからクビ・ハナ差の3着。じっくりと運べるようになった今なら,昨年以上の結果も十分に可能とみる。

前走の京都金杯(G3)で半馬身差の2着を確保。初のマイル戦でトップハンデという条件だったが,上がり最速の末脚を使って差を詰めてきた。ここまで重賞勝ちこそ無いものの,堅実な末脚で大崩れしないタイプ。中間の調教でも自己ベストを出すなど好調をキープしているため,引き続き馬券には加えておくべきだろう。

昨年の当レース覇者。G2を4勝し,マイルCS(G1)で2年連続2着するなど,ここではトップクラスの実績を誇る。こちらも調教では上々の動きを見せているため,長期休養明けで初ダートだった前走の結果は度外視し,改めて狙ってみたい一頭だ。

過去10年の連対馬は(8)(1),(2)(3),(1)(8),(1)(4),(3)(1),(3)(7),(1)(2),(9)(2),(1)(8),(1)(3)番人気で決まった。

馬連配当は
3けた…………5回
2000円台…1回
3000円台…2回
4000円台…1回
万馬券…………1回

07年に9番人気と2番人気のワンツーで1万1650円の万馬券が出たが,残る9回は荒れても5000円止まりとなっている。

ステップは8連対の中山記念組がトップで,離されて2連対の高松宮記念組が続いている。なお,最多連対の中山記念組は2,4,1,4,3,2,1,1着からの臨戦。前走好走した勢いで連を確保している。

性別は牡馬が119頭出走して17連対(連対率14％),牝馬は20頭で3連対(同15％)。牝馬は連対数で見劣りするものの,率は牡馬とほぼ互角。06〜08年に3年連続で2着に好走した。


トライアンフマーチは前走のダービー卿チャレンジTで10着。発馬で後手を踏み後方に置かれ,スローの流れにも末脚を封じられた。もともとは皐月賞2着の実力馬。スタートを決めれば首位争いは違いない。

馬単は(2)←→(12),(2)←→(4),(2)←→(7),(2)←→(9),(2)←→(18)。

3連単は(2)←→(12)から(4)(7)(9)(18)と,(2)←→(4)から(12)(7)(9)(18)への3着流し。